クロード・ルルーシュという有名な監督が1965年に撮影したと言われているわずか9分の短編映画らしいです。台詞は一切なし、ただひたすら監督自身の所有する「フェラーリ 275 GTB」で早朝のパリの街を本当にノンストップで全力疾走する恐ろしいムービー。
はてブ経由。これ。すごい。ぜひYouTubeでは画面を拡大して見て欲しい。最初はわりと広めの道路を走ってるんだけど、行く先に凱旋門が見えて来て「うひゃほわわあっ」とか思う。だって凱旋門の足元って、12本の道が流れ込んでるロータリーですよ！？ そこへアクセル全開で突っ込んでってぎゅわんぎゅわん言いながら他の車を交わして出て行く。で、また広い道だなぁと思ってたら、これはシャンゼリゼだった。しばーらく下って、オベリスク（エジプトから採ってきた石柱）を右に避けて、ルーブル美術館の横に回り込んでから門をくぐって中庭部分を突っ切って反対側に出て、ここからもうパリの狭い狭い道をタイヤ鳴らしながら信号ぶっちぎりながらいやー走るわ走るわ。ああバスが！ 人が！ ハトとかぜったい轢いてる。そして最後のほうはモンマルトルの丘へ登ってくわけですが、もうここらマジ道狭い！上りだし前がよく見えない！もう死ぬ！って感じ。超おそろしいです。
パリのタクシー運転手の人はこのムービーを数倍楽しめると思う。パリって全部の通りに名前が付いてて、名前言っただけでそこへ行けるくらい道を知ってないと営業できないそうなんで。
あとこんどアメリを無料で見られるらしいですよ。アメリは好きな映画です。実はパリは大好きです。似合わないとか言うな。
