すべての夢のたび。

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ちょっと良かった本

だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書)

だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書)


先週買ったやつ。少しでもモノ書くコトが上手になりたい、という気持ちがあるのでこの手の本は比較的買うのですが。もちろん、議論とはそもそも何か、みたいな基本的なことも解りやすく書かれてますが、いやまたそのパターンかよ、というのが出てきたときの対処法が具体的にいろいろ書かれててよかった。

自分にとってとくに参考になりそうだったのは、相対主義を持ち出されたときの打破の仕方と、なぜころ問答の弁証法的?解決、ですね。なぜころの方は、TVの討論番組での若い人の発言に対してノーベル賞作家があれこれ言った、って例の件が取り上げられてて(そしてその作家の論が「議論として欠陥がある」とバッサリ切り捨てられてて)面白かったです(まぁ、自分が若者側だから、ってのもある)。ここ読むだけでもいいかも。って言いたくなるけどそれはやっぱりちょっともったいないな。興味ある人は目次だけでも目を通してみたらいいかと。

参考にしたい、っても(ここでいろいろ書いたりやりとりしたりする)実戦ですぐ使えるかってーと、無理だろうけど。読んですぐ身に付くようなものじゃない。意識的に使ってみて慣れる、のが大事だろうとは思います。あと著者のひとの写真がなんか夜回り先生っぽいです(関係ないし)。