すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

移民いらぬ派

少子化→日本ヤバい→移民受け入れだ!ってふうに進む議論にはぼくは疑問を持っています。いやだって実際ほんとヤバいでしょ、このままじゃ外から人を持ってくるしかないでしょ、もう日本人だけじゃ無理でしょ、ってことについては確かに同意なんですけれど。

でもそれって、日本国は発展し続けなくちゃイケナイ、って暗黙の前提があって、それをこれっぽっちも疑ってないですよね。ていうかそういう人たちは、ぼくが何を言ってるかすら解らないかもしれないですが。ぼくは、その前提こそがそもそも疑わしい・怪しいでしょう、別に日本が衰退するならそれはそれでいいじゃないと言っているのです。(「発展拡大は生物として当然だろJK」には「遺伝子の乗物乙」です)


このままじゃ子供がいなくなる、老人ばかりになる、日本の人口が減ってしまう。それは実際そうです。でもじゃあ移民受け入れ派の人に聞きたいのですが、いったいこの国の適正人口をそもそも何人だと考えているんですか? 今並の1.2億? 1.5? 2? 増やせる限界まで? 限界まで行ったらその先どうするんです? 発展が終わっちゃいますよ? ぼくはもしかしたら今ですら人多すぎなんじゃないのかなぁと考えているのですが(人口密度で他国と比較したら、そう見えますよね)。

そういった程度のことすら考えずに移民受け入れを主張してるんじゃないだろうか、と、そういう気がするのです。狭い国土でずっと増え続けるわけにはいかないんだからさー、どこかで、バランス取って減らさなくちゃいけないんじゃないですか。歴史上いままでそういうことはなかったけれど、現在が最初のそのタイミングなんじゃないでしょうか。そういうのを無意識に察知した結果がいまの少子化なのかもしれないし。一旦減って世代別人口の割合が是正され、バランスが元に戻ればそのうちまた増え始めるんじゃないですか?


で、こういう移民反対みたいなことを言っていると排外主義だと言われたりしますが、たしかにぼく自身はそういう傾向があります。でも、では逆に聞きたいんですけど、そんなふうに移民を受け入れてまで守りたい・発展させたい「日本」って、いったいなんなんですか?

スポーツの外国人枠のような、日本チームが勝ったけど中身は連れてきた外人ばかりでした、ってオチみたいな気がするのです。そうまでして続けなくてはならない意味はなんなのかがよくわかりません。移民受け入れを主張する人たちのほうがむしろ日本という"国"にこだわっているようにすら見えます。

日本にやって来るような人たちが、もともとの自分の国で豊かに暮らせるようになるのだって、別にいいじゃないですか(というかそっちのほうがいい気がします)。たとえばそうなれるよう日本が技術やお金で支援する、というのではだめなのでしょうか? 彼ら/彼女らが幸せになる場所は日本の国境の内側でなくてはならないということはないでしょう。


まぁ、みんな、考えてないですよね。先日も書きましたけど、誰も未来のことをちゃんと考えてない。特に、多くの日本人は宗教も持ってないんだから(あればそれなりに生きていく上での指針のようなものになります)、この先、どうしたいのか、どうなりたいのか、そういうのをきっちり考えていくことが、今この国を覆っているなんかモヤモヤしたもの、が晴れることへ繋がっていくんじゃないかなーという気がします。