すべての夢のたび。

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ドブス写真集続き

昨日の「ドブス写真集」についてのトゥギャッターのまとめを読んだ。本人たちも出てくる。

ふむ、と思った。いくらか考えは改められた。単なるタチの悪いイタズラというわけではなかったようだ。タチは悪いが、アートプロジェクトのつもり、だったらしい。

ただねー、ぼくは思うんだけど。モノのカチは、受け取る人がいて初めて、成る、と思うんですよね。なんかこう、サカナとか捕ってきて、欲しいって人が現れて、いくらで売るって言って、いくらなら買うって言って、折り合って、やっと値がつく。

「ドブス写真集」って"アート"は、誰が買うのかなぁ。アートって、言ったもん勝ちじゃないと思うんですよね。それを認める人がいて初めてアートなんじゃないだろうか。言ったもん勝ちでいいんなら、みんなとりあえず職業:アーティストって書いておけばいいと思うんですよ。

いやでもその後の、晒され・逃亡・炎上・謝罪と反省まで含めてアートプロジェクトでした、ってんなら、それはそれでまぁ面白かったかなとは思うんですけど、本人たちはそのつもりはどうも無いようなので。そうなると、この一連のできごとは人の手によるものではないということで、やはりアートではないんじゃないかなーと思います。


あと、誰がやるのかやったのかってのも、結局あると思う。筋肉少女帯が昔『高木ブー伝説』で「俺は高木ブーだまるで高木ブーだ」「まるで無力な俺はまるでまるで高木ブーのようじゃないか」と歌ったときは、いろいろ問題が起こったりはしたもののきちんと収束して、大槻ケンヂは今もちゃんと歌をうたったりしてるわけです。

しかしね、どこの誰ともわからん大学生のコドモがね、「ドブス写真集」ですよ、アートですよってやったら、誰よ? 何様よ?ってふうには、なるんじゃないですかねー。ってあたりの加減を、読めてなかったんだろうなぁと思いました。そういうのは、最近は、身に付く機会が減ってるんでしょうか?