すべての夢のたび。

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人を殺すという経験がしてみたかった?

そんなふうなことを言っていた高校生がいましたよね。

千葉景子法相は28日、2人の死刑を執行したと発表した。民主党政権交代後初めて。法相は、記者会見で自らが死刑執行に立ち会ったと明らかにした。

法務省によると、死刑を執行されたのは、2000年に宇都宮市の宝石店で女性店員6人が焼き殺された事件の篠沢一男死刑囚と、03年に埼玉県などの男女4人殺傷事件の尾形英紀死刑囚。


唐突でしたねー。なんだったんだろう。あれだけ逃げまわっておいて、議員でなくなったと思ったらいきなりか? 「死刑廃止を推進する議員連盟」から一転「死刑を執行した民間人」になってしまった。……と思ったのですが、実は命令書に署名したのは任期切れ前日の24日なのだそうで、うまく批判を避けるよう計算されているようです。

執行前日の27日の記者会見でも「在任中に具体的な動きを起こす考えはあるか」と問われ「なかなか知恵がないですけれども、いろいろと念頭に置きつつ努力を継続している」と、かわしていた。


言葉を濁して終わった昨日の会見。実際にはこの時にはもうとっくにヤるって決まってたんじゃんっていう。なんだかひどいw

執行した理由はいろいろ噂されています。民間人になっても辞めないで大臣で居続ける批判への「仕事してます!」アピール。裁判員制度への悪影響の懸念(死刑判決出ても当の法相が止めちゃうんじゃ意味ナシ)。単なる破れかぶれ。法務省に「死刑のあり方について検討する勉強会」立ち上げを言ったら「やったこともないのに何言ってんの?」と突っ込まれたとか。中には、先日の金元工作員の入国を見逃す(本来はテロ犯だったり偽造パスポート使用者だったりして入国できない)代わり執行書にサインしろ、と法務官僚から取引を持ちかけられたんじゃないか、なんて説もあったり。

にしても、「今後真正面から議論させていただき、それを受け止めて議論が展開していくことを願っている」とか仰ってますが、容認派が85%の国でいったい何の議論をするんでしょうかね。絞首刑より薬物注射のほうがいいんじゃないか、とかですか?