実験では、732km離れた発射地点と観測地点の両方の時計を、GPSで合わせていました。上記論文の著者ヴァン・エルブルク博士によると、どうもOPERA実験チームの解析では、GPSを積んだ衛星の運動の相対論的効果のうちで「ローレンツ収縮」と「検出器の相対運動」を入れ忘れていたらしい。それを考慮すると、ちょうど64 ナノ秒だけニュートリノが遅く到着してる勘定になる、というのです。
光速超えニュートリノの続報ですが、なんかやっぱり、ダメっぽいのではないかという話が出てきたと。引用元のブログでは確定したわけではない旨の断り書きがいっぱい入っていますが、でもこれ相当に重要な指摘ですよね。
要するに、ぼくがなんとなく気になっていた「"同時"ってなんだっけ?」部分の計算に問題があったと。その部分で考慮漏れがあって同時のつもりが64ナノ秒ずれていた、みたいな捉え方でいいんでしょうかね。それでも相変わらず同時ってなんだっけ……ってぼくにはよくわかってないのですが。
まぁ相対性理論はそんな簡単には揺らがないってことですか。統一場理論でも持ってこい!ってわけでしょうか。世界を揺るがしたあの会見はCERNの黒歴史になんのかなーw