すべての夢のたび。

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若者は音楽離れしているの?

1日、音楽ダウンロードの利用に関するアンケート調査の結果が発表され、ネット掲示板上で話題になっている。このアンケートは、ネットリサーチを行う「マイボイスコム」が発表したもので、音楽ダウンロードの 利用経験者数や頻度、1ヶ月あたりの音楽にかける金額などが細かく集計されている。

今回のアンケート結果では、音楽ダウンロードの利用経験、頻度がともに減少傾向にあると伝えており、1ヶ月あたりの音楽にかける金額についても「0円」という回答が実に68.6%を占めた。


基本的にはぼくも他の「ネット民」と同じ、ダウンロード違法化によってCDが売れるだろうという考え方は寝言でしかないだろ、という意見です。つーか、なんかの言い訳にちょっと言ってみただけですよね? まさかほんとうにレコード会社の上層部がそういう考えなわけはないと思っているのですが。そこまで愚かな人たちがぼくが生きているのと同じ世の中に存在するということを信じたくないという気持ち。


で、このアンケートの詳細を知りたいと思い、リサーチ会社「マイボイスコム株式会社」のwebを見てみました。調査結果の全体は会員登録しないと見れないようです。「無料会員もあります」と書かれているので、「0円」で全部見られるのかどうかもわかりません。

音楽ダウンロードの利用のアンケート調査(5)|ネットリサーチのマイボイスコム

しかし、調査対象を見てズッコケそうになったというか。

【調査対象】 「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】 インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】 2012年10月1日〜10月5日
【調査機関】 マイボイスコム株式会社
【回答者数】 10,703名


これはまぁ問題ない……かな。インターネット調査ですが、音楽ダウンロードに関するアンケートなのだし。そもそもこの会社はインターネット調査の会社だし。

しかし……。


こいつはダメなんじゃん。調査対象の年齢層、40代以上が全体の2/3を占めている。こりゃあ、偏りすぎっしょ。20代が10%はともかく10代が1%ってのもな。すなわちこのアンケート結果から最近の若者云々といったハナシにもってくのは全く的外れ。えーと、お金を持っているはずの年齢層でも音楽にはお金を掛けなくなった、って結果ってことでよいですかね? ていうかそれ、レコード会社のお偉いさんと同じ年代なんじゃないですか、知り合いになんでCD買わないの?って聞いてみたらどうよ。

この会社はインターネットによるアンケートを業務の中心としたリサーチ会社のようですが、特にこの調査は自主企画で、登録モニターだけを対象としてアンケートに答えてもらったもののようです。多分そのモニターが最初から偏ってるんですね。まぁそんなのに応募してちまちまアンケートに答えてる人たちって、なんか姿が想像できそうですよね。会社の名前は一応覚えておこうかな。