さてこの写真はなんでしょう。
大量の本が並んだ机に向かう子供。天井から吊られた点滴。これは中国のある中学校の授業風景だそうです。
この写真はマイクロブログで公開されたもの。さすがにいたずらではないかと思ったが、長江日報がこの学校、湖北省孝感市の孝感一中に問い合わせたところ、学校側はあっさり事実だと認めたという。
国家の規定によると、高三受験生には1人10元(約130円)のアミノ酸補助金がある。具合が悪くなったら医務室で打ってもらうのだが、その日は天気が悪いこともあってか、点滴を希望する学生が続出した。医務室に場所がないこともあって、教室での点滴とあいなったという。
アミノ酸の点滴には国の補助金が出るらしいので、ということはお受験で点滴することまでは想定内なんですね。「さすがにいたずらではないかと思った」は、点滴してまで頑張るのが異常なんじゃなくて、教室でやるのが変だ、って部分だけのようです。
でもアミノ酸の点滴なんて効かないですよね。日本でいう栄養ドリンクみたいなもんか。
日本とか少子化なんで、学校もお客(子供)が欲しいので進学はどんどんヌルくなってるみたいですけど、おとなりはこう。こりゃ勝てねぇ!って気がしますねー。良い悪いはともかくここまでやるのはすごい。逆に、この競争を抜けられなかった子供たちはいったいどうなってしまうのか、ってのも気になりますけど。