→この手のグローバル勝ち組系の人が語る未来像は必ずと言っていいほど、技術革新の恩恵は勝ち組だけが享受でき、格差が広がる社会。雇用が半分になるなら半分だけが勝てる、あとは負けというもの。なぜ雇用が半分でも生産量がそれまでと同じなら、分配すればいいという発想にならないのか?
— S.Umezawa (@ume_pon) 2014, 10月 4
→これがどんどん極まっていくと、最後は極めて少ない雇用(と、資本を持つ者)だけが圧倒的勝者となる未来像しか描けないじゃん。それもこれも、資本の分配方法が昔も今も労働と資本の2つを根拠にする考え方しかできてないから。なぜそこから抜け出せる人が、こうも勝ち組側にはいないのかね?
— S.Umezawa (@ume_pon) 2014, 10月 4
昨日RTで流れてきたのを見て引っかかったので。
なぜ雇用が半分でも生産量がそれまでと同じなら、分配すればいいという発想にならないのか?
どうしてそれを当り前のこととして主張できるんだろう。なぜ分配しろっていう発想になるのか? それが無条件の前提になってしまっていることがぼくには理解できません。なんか、ぼくに説明されていない省略されていることが、あるんですか?
持ってる人が持ってない人に分配するのって、当り前のことじゃないですよ。分配する側にメリットがないと、そんなの起こらない。例えば「分配しろ」と法で決まってしまって、従わないと罰せられる、って言うなら、「罰せられないために」ってのはメリットに含む。あとは「社会の安定」とかもメリットに含むかな。
そういうの提示しないで「金くれ」だけ言うのってどうなの。なんで当り前に金がもらえると思ってるんだろう。ふしぎだ。宣伝が足りてねーよ、もらうがわのひとたち。
なぜそこから抜け出せる人が、こうも勝ち組側にはいないのかね?
だってメリットないもん。別に分配しなくてもいいんだもん。自分の金が減るっていうデメリットは明確。メリットは不明。それでなんで分配しようっていう発想になるよ?
この人ら、ありもしないものを所与の権利として想定してんじゃねえかなあ? だもんで、うまくいかないんだろう。金引っ張りたいなら偽物でもいいからきちんとロジックを組みなさい。
キチガイママまとめとかにあるじゃないですか。スーパーマーケットで、レジ済ませてカゴの中身を袋に詰めてると、「あなた一人でそんなに食べられないでしょ! わたしがもらってあげる!」とか言って勝手に牛肉とか掴んで自分のバッグに入れようとして、止めさせると大声でブチ切れるキチママ。あれと変わらないじゃないですか、やってること。変わらないですよね?
この手の人達がよくいうベーシックインカムとかも「働きたくないけど金くれ」に理屈つけてカッコ良く言ってみただけだよなあ。まあぼくだって働かないで金もらえたらいいなあって思いますけど、言うならそれをそのまま言いますね。小難しく言ってみたところで所詮は「金くれ」だもん。