すべての夢のたび。

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懲役1000年の実現

あるAnonymous Coward 曰く、哲学者であるRebecca Roache博士率いるチームは、「未来の技術」によって変化する懲罰の形態を探っているという。その一つに、「薬物を使い懲役に服する期間を伸ばす」というものがあるそうだ(The Telegraph、slashdot)。
これは既に存在しているという「時間の感覚を歪める薬物」を使い、服役者の時間の感覚を遅くする、もしくは脳の働くスピードを速めることで、長い年月分の心の働きを短期間に収めるというもの。これを利用することで、「1000年の時間の単位に値する懲役」を実現できるという。

しかし、死ぬまで閉じ込めておくことと、脳を操作して長期間の懲役を実現した後に自由にすることのどちらが道理的なのだろうか。このような問いかけは単に「未来的」な懲罰を探るのではなく、未来の目から現在を見ることで懲罰の道理を再考することが目的であるとのことだ。


これは面白いですね。海外で時々話を聞く、アレとアレとアレの罪を足したら懲役数百年になっちゃった!というのがほんとうに実現可能になるかも知れないわけですね。

「懲罰の道理を再考することが目的」ということらしいので、まずはうまい理由を考えればいいわけか。

たとえば、主観では1000年経ってるけど実際には5年しか経ってない、という状態が作れたら、とても"人道的な"刑罰になると思います。なぜなら、更生にゆっくりと時間が掛けられるけど、社会復帰して残りの人生をやり直すのに充分な時間が残されているからです、とか。

たとえば、無期で出所見込みはないけど、所内で死ぬまでずっと主観時間を200倍に引き伸ばしておくとか。これは加害者に充分な反省を促し、犯した罪の重さを考えさせる、という目的に合致するのではないでしょうか、とか。

なんか、言ったもんがちで好きな様にできそうな気がします。


これ逆に、時間感覚を早めることにも使えるんじゃないでしょうか。そしてみんなすき家でバイトしてる間にこれを使おう!と思うわけです。んであっという間に人生が過ぎ去ってしまうという。