すべての夢のたび。

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超能力はあるのかないのか

NHKスペシャル 超常現象―科学者たちの挑戦

NHKスペシャル 超常現象―科学者たちの挑戦


NHKスペシャルで超常現象の特集なんてやったんだー、と思って購入。きっと民放と違ってまじめにやってくれてんだろうなーと思ったので。

それで、結論としては、何かがあると。全てが錯覚やトリックや嘘ではなく、今の科学では説明できないような何かが確実に存在している。この本を読む限り、そう考えざるを得ません。いや、NHKの取材班の人たちが結託して、日本中をペテンにかけようとしている、というその可能性はありますよ。でもそんなことしないと思うんだよなー。

この本に載っているいろんな事例について、そういうことが実際あったと信ずるに値する理由は、まず、発生事象を記録しているのが科学者本人であることです。昔の記録や誰かからの伝聞とかじゃなくてね。かつ、その科学者が存命で、NHKの取材班がインタビューしている。もちろん、これらの科学者たちがみな嘘をついている、というその可能性はありますよ。でも科学やってご飯食べてる人たちがリスク負ってまでそうする理由はあんまりない気がするんですよねー。

いちばんありそうな超能力は遠隔透視らしい。日本にも来てTVに出たりしてるマクモニーグルさんとか、ソ連の基地を透視して、なんかすげえデカい潜水艦作ってる、前の方にミサイル発射口がある、とかイラスト付きで報告してるらしい。でも軍部はそんなのありえねーと一蹴。しかし数カ月後に偵察衛星が透視されたそのまんまの巨大潜水艦が基地から出てくるのを撮影とか。そういうことが記録された極秘文書が情報公開法で閲覧できるようになって、アメリカは本気で超能力研究やってたんだなって、それはあるものとして取り扱ってたんだなってのがわかってきた。

ほか、脳の同期現象(テレパシーの元?)とか、意識が現実に影響を与える(サイコキネシスの元?)とか、そのへんが現状どうもありそうなのかな?という扱いになってるらしいです。でもスプーン曲げは怪しいという感じ。ユリ・ゲラーがこの本に出てくるけど、結局取材班が持ってったスプーンは、目の前で曲げることはせず、持って走ってって別の部屋に駆け込んでそこで曲げてから出てきたらしい。なぜそんなインチキくせえことをわざわざするのかw

幽霊はいなさそう。死後の世界は酸欠状態の脳の幻覚っぽそう。でも、意外なことに「生まれ変わり」はあるかも知れないという。それいちばんウソくさくないですか、と思うんだけど、子供がペラペラ話すこときちんと記録して、現地行ったらほんとその通りだった、という事例があるようなんですね。どういう説明が付けられるのかさっぱりわかりませんが。