これでも大丈夫だと言うなら、これでも風評被害と言うなら、食ってみろよ、総理。
4月採取の福島市産コシアブラから1万4849ベクレルのセシウム検出。山菜、キノコ類の放射能汚染、一向に衰えず http://t.co/DQdiLDYNkO pic.twitter.com/BORjtOxw9B
— 文鳥さん ぶんちょうさん (@komatsunotsuma) 2015, 8月 26
コシアブラ。辞書引いてみました。ウコギ科の落葉高木で若芽を食用とするそうです。ふむふむ。
で、これがどのくらいキケンなの?ってのを計算してみます。めんどくさいから15000ベクレルってことにしますね。
放射能の単位、ベクレルやシーベルトなどの危険度がイマイチわかり... - Yahoo!知恵袋
上記ページでは、セシウム137を2000ベクレル食事で摂取するとだいたい44マイクロシーベルト被曝する、と書かれています。今回15000ベクレルですからその7.5倍の330マイクロシーベルトの被曝になりますね。
放射線って体に悪いの?(放射線と原子力発電所事故についてのできるだけ短くてわかりやすくて正確な解説)
上記ページでは、「通算で1シーベルトの放射線をじわじわと被ばくすると、生涯のあいだにガンで死亡する確率が5パーセント上乗せされる」と書かれています。1シーベルトは1000ミリシーベルトで、100万マイクロシーベルトです。
100万を330で割ると、3,030.30303....なので、だいたい3千ということにしておきます。
で、最初の「コシアブラから15000ベクレル」ですが、これツイート中のリンク先の記事読むと「1キログラムあたり」です。つまりここまでの話を総合すると「1キログラムあたり15000ベクレルのコシアブラを3トン食べると、生涯のあいだにガンで死亡する確率が5パーセント上乗せされる」ということになります。「食ってみろよ、文鳥」って感じですね。
リンク先の記事を見ると、このコシアブラという植物はどうも非常にセシウムを蓄積しやすいようです。検出率でも圧倒的だし、測定されるベクレルも他の大半の山菜・キノコ類より2桁も多い数値になってますね。逆に言うとコシアブラ以外は危険性が2桁低い、100トン単位で食べない限りは気にするほどではない、ということになります。
もともと人はガンで死ぬ確率が25%程度はあるらしいですが、コシアブラの若芽のセシウムに相当汚染されたやつを3トン食べると、それが30%になるという話でした。もし計算間違ってたら指摘してください。