すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ドコモがMVNO

Bloombergの報道によると、NTTドコモの常務執行役員、佐藤啓孝氏がMVNOの急激な拡大を受け、ドコモ自らもMVNOに参入し、第二のブランドとして通信サービスを割安料金で提供することを検討しているそうです。


ドコモはMVNOなんてやりたくなかったのです。でも総務省から「お前独占しすぎ」と言われて、いやいやMVNO業者に回線を貸してる。でも懲りずに接続料を値上げしようとしたりいろいろMVNOいじめをしてたようです。

が、最近のSIMフリースマホの(微妙な)ブームを見て「市場あるんじゃん」と判断したらしく、自ら参入しようと企んでいるようです。究極のMVNO潰しです。自分の子会社でやるなら単なる二重価格ですね。今までどおりの高い料金の回線が儲かろうが、安いMVNO回線が儲かろうが、ドコモが儲かる。そしてMVNOでもドコモの独占が進んだら、値上げされるんでしょう。なんかもう見えてる。

それでぼくはもしドコモがMVNO始めたらどうするのかって言うと、様子見てそっちに変えるかもしれないですね(笑)。やはり今の日本通信の遅さには不満はあるし、ドコモブランドの信頼は高い。そう、こういう人たちが多く出て、ぼくの予想の通りになるんだろうと思う。MVNO業者を応援したいとは思うけど、自分で不便を被ってまでではないからなぁ。こういうのを思う壺と言うのではないか。


ところで日本通信の「高速定額」プランに変えたら、1日のパケット使用量が1.5倍くらいに増えました。やっぱり気にしないで使えるってのは良いものですね(遅いけど)。

映画『悼む人』観てきた


悼む人、単行本の表紙だけが記憶に在ったのです。舟越桂さんの彫刻です。

悼む人

悼む人


それで、へーと思って、内容は何も知らないで観に行った。どういう偶然か知りませんが、予告編も一度も見ていません。ぼくは日本人平均よりは映画を観に行ってると思うんだけどなぁ。


そんで「ほにゃむひと」ですが。ほにゃむ、の部分はなんて読むのかというと「いたむ」です。いたむひと。「痛む」、痛むよりは使われにくいけど「傷む」、とおなじ語源の、「死者をいたむ」の「悼む」です。

30歳。主人公。子供の頃、祖父を亡くした時、その記憶を胸の中にしまって忘れないと誓ったにもかかわらず、社会人になった時、親友の命日を忘れたことにショックを受け、仕事も恋人も家族も捨てて「悼む」旅をはじめた。

主人公("悼む人")はこんな人です。事件・事故等で亡くなった人について、新聞や当時の週刊誌の記事、あるいは現地の人、当人の周囲の人に尋ね、当人がどんな人柄であり、どれだけ周囲の人を愛し愛されていたかということを想い、その事件・事故等の現場で「悼む」。それをもう何年も繰り返し、バックパッカーの身なりでバスや徒歩で全国を周っている。そんな人です。

当然彼は、行き会う人々に疑問を持たれます。なんの目的でそんなことをするのか。それをしてなんになるのか。ただの自己満足ではないのか。見も知らぬ他人を悼むことなんて本当にできるのか。等々。そして彼はそんな質問を過去に何度も受けてきており、理解されないことについて自嘲気味にこういうのです。病気だというしかないと。

実際にはもっと「悼む」ことについてのリアルが彼と観客に突き付けられるのですが、まぁそれは観てのお愉しみということで。人の死を扱う映画なのに安っぽさがないので良い映画好きな人にはお薦めしたいです。

登場人物の一人を演じる井浦新さん、昔ARATAだった人、が単行本表紙の彫刻にすげえ似てない?と思ってしまった(最初鳥肌実さんかと思ったがよく考えたら今細くない)。まぁスクリーンで確かめてください。あと出演者みなうめえなぁと思ったんですが、大竹しのぶさんはやはり別格ではないかと。とんでもないよこのひと。


ところで「悼む」について。主人公が現場で悼んでいると、なにをやっているのか、と、その現場がどういう場所であるか知る人たちから問われるのです。すると彼はこう答えます。「◯◯さんを悼ませていただいておりました」と。この日本語の不自然さが面白いです。ほぼ聞いたことのない言い回しです。そもそも正しいのだろうか、という気もします。「痛む」には選択がない(痛みの原因が生じた時、自分が痛みを感じるかどうかは選べない)ので「悼む」も同様、それは内側から起こってしまうものであるはずで、悼ませていただくかいただかないかは彼には選べないのではないかと思うのです。

議論に使えるテクニック30


おー、面白そうですね、と思って読んでみました。ブクマ数多い。きっと「フリーフォント系」の記事なんでしょうね。あとで使えるかもしれない→ブクマ!(使わない)ってやつ。

しかし読む前から「30パターンも覚えなくちゃいけないなんて負け確定じゃん……」と思っていたのですが、中を見たら、思い当たる節があるふだんやってるようなのばかりだった。というか、たぶんこれらを使って負けるような議論は、相当慣れてる相手や競技としてのディベート、もしくは裁判の場合だけなんじゃないでしょうか。普段の議論ってこれらばかりを利用してる気がします。

普段のレベルだと、これらをいろいろ組み合わせて説得力(のようなもの)をかもし出すとか、あるいは議論の前にいつも地道に味方を増やすとか、が議論(のようなもの)に勝つコツなんじゃないかと思います。そうそう、たとえ勝っても味方がいないんじゃダメなんですよ、会社ではね。

うんうんあるある、以上のことは実はこの記事読んでもできませんね。この記事見ながら議論する練習するとかなら効果あるかも知れないけど、結局最後は慣れてるほうが勝つでしょうね。でもそれでも感情的な訴えを持ち出されれば、論理が負けると思います。

ぼくの知らないイングレス

ご覧のように最近はイングレスです。ハマっている、と言うよりは、以前より活動的になった、というだけだと思ってます。少し前までは、イングレスのために出かける、ということはしなかった。毎日の会社の帰りや、土日にどこかに出かける時に、出先でハックとか、ちょっといつもと違う道通ってハックとか、帰宅前にせいぜい近所をうろうろするとか、その程度でした。

でもいまは、実績を稼ぐことを最初から目的として歩きまわる休日です。まぁ平日はさすがにね。休日はこの寒いのによくもまぁと思うくらい歩いてる。だいたい平均20Kmくらい歩いてるんじゃないのか。20Kmの歩きスマホです。まぁそのうち轢かれるよなこれ。

それでこのように加熱されてきたので、より情報が欲しくなって、イングレス系のまとめブログを見てみたのですよ。そしたら知らない世界が広がっててねー。どこの世界のイングレスかと思った。

みなさんCOMMを使うんですね。ぼくはあれは、iOSなので、うっかり触るとハングアップするアプリバグとしての認識です。ほんといらいらする。COMM使ったこと1回しかないです。一度とあるポータルを巡って敵エージェントと攻防戦をしてた時に、まぁ確かこちらが負けたんですが、向こうから良い勝負でした的なCOMMが飛んできました。ほほ〜と思ってぼくも挨拶を返した。それっきりですね。相手の名前とか覚えてないし。

でもどこかの世界のイングレスは、変なリンク張ったり、レゾを40メートル離れないで刺したり、誰かがガーディアンメダルを狙ってたポータルを壊したりすると、「マナーがなってない」みたいなCOMMが飛んでくるらしいです。それにID覚えられててストーキング的なCOMMも来るらしい。あああそういう世界じゃなくて良かった……。そんなだったら気持ち悪くて止めてると思う。監視してる暇あったら歩けばいいのにね。

今のところ誰とも交流せずひとりでプレイしてますし、多分今後もそうだと思う。ひとりじゃなくなるのが嫌なのでダルサナも行かなかったんです。メダルはまぁちょっと欲しかったけど。楽しいの?って言われると、楽しい。だってひたすらスキャナー画面見て歩いてる間、ぜんぜんツイッターしてないもんね。あ、タイムラインなんて見てなくてもツイートしなくても平気なんだ、とか思ってしまった。もともとソロ活動が好きなので、そういう遊び方もできるイングレスがちょうど良かったのかも。

SpecOpsになった感ある

またIngressの話ですが。気づいたらMISSIONクリアが100個を超えており、SpecOpsのゴールドメダルをゲットしておりました。こら特殊作戦……なんだっけ?になったと言ってもよろしいでしょう。

日記を見てみたら、よしMISSIONやるぞ!って決意のエントリを書いたのが1/31でした。2週間経たずに100個、週50個か。よくそんな短期間でできたものだ。

別に今日もMISSIONがんばるぞい!ってやってたわけじゃないんですよね。いや最初の週末は頑張ったけど、あとはもう、一日数個とかでいいんじゃね……みたいな気分だったんですが、気づくといつの間にか大量にクリアしてるんですよね。歩き始めて最初は、1個、2個って数えてるんだけど、5個くらいで忘れて、後は次、次、ってどんどんやってて、気づくと20個もクリアしてましたわ、みたいになってる。

まず日本橋のほうへ行って、それから北上して神田、秋葉原、さらに御徒町、湯島のほうまで行ってました。そしてメダルゲットに気づいたので、ああ今日はもういいや、と思って、前から気になってた御徒町駅近くにある銭湯「燕湯」でひとっ風呂浴びた。あそこほんと銭湯だけだったんですね。なんか休むとこあるのかな?と思ってたけど、ほんとに、脱衣場と浴場しかなかった。タオルレンタルしててシャンプーとかもあるので手ぶらで行って入れます。大人460円、バスタオルレンタル50円、フェイスタオルは20円と格安です。ドライヤーもお金入れて使えるようになる極めてレトロなタイマー付きのやつ、20円入れて使えます。銭湯だから番台に人がいて、比較的若い女の人でしたが、まぁちょっとコソコソしながら脱衣とか着衣とかしました。そしたら、風呂上がって、パンツもはかないで仁王立ちでTV見てる人いましたね。TVは番台のそばにあります。見せてんのか?見せつけてんのか?と思いました。ああいうのはなんなんだろう。

それで、あとゴールドメダル1つでLV12になります。しかし遠そうだなぁ。とか言いつつなんとなくさっくりクリアしつつある気がします、ここまでは。

ビットコインで稼ぐとはどういうことか


これ面白かったです。仮想通貨ビットコインのマイニング施設のレポートです。

6つの施設合計で月に1億8千万円(2014/10当時のレート)の稼ぎということなので、平均すると1施設あたり3千万円となりますが、しかしレポート中には「月々の電気代が950万円」と書かれており、施設で働く技術者の給料やどんどん陳腐化するハードウェアへの投資を考えると、実際大した儲けではないんじゃないの?という気がしてきます。

この施設には3千台のコンピュータがあるそうです。変な話ですが、"仕事"をしないでただ24時間計算して電気を食らい熱を吐き出すだけのコンピュータがある施設が世の中には存在しているというわけです(何が仕事か、計算も仕事ではないか、というのは置いておきます)。

で、技術者は24時間誰かが常駐でコンピュータをモニタリング。でも普段はすることがないのでゲームをしたりたばこを吸ったりして暇つぶし。これで一般的な労働者よりずっといい給料をもらっていると。

これは歪んでますよね。悪いって言ってんじゃないです。もちろん世の中の全ての仕事がこれになったら誰も暮らしてはいけないし、これは何か世の中の、歪みがかき集められて析出したような、その突端なんだと思います。

で、中国はやっぱりすげえなと。そう思いました。遠慮がないっていうか。

ついにモンティ・ホール問題のなぞを最終的に解決した。

やりました。モンティ・ホール問題っていうのは、あれです。

モンティ・ホール問題 - Wikipedia

司会 :「ここに1、2、3の3つのドアがあります。このうちひとつのドアの後ろには賞金が隠されています。さぁ、どれかひとつのドアを選んでください」


あなた:「では1番で」


司会 :「1番ですね。それでは、3番のドアを開けてしまいましょう。はい、なにもありません」
司会 :「さてここで、あなたにチャンスをあげます。あなたは2番のドアに選択を変えることができます。どうしますか?」


あなた:(3番のドアは空だったんだから残る1番2番で確率はそれぞれ50%で賞金があるドアは司会が3番を開ける前から決まっていて賞金は勝手に動いたりしないし司会がこっそり変えることなんてできないしっていうかもしここでドアを変えてはずれて賞金逃したらあとで絶対後悔するに決まってる……)
あなた:「このまま1番で」


ここであなたはチャンスを無駄にしている。確率は50%なんかじゃない。ドアを変えたほうが賞金ゲットの確率は上がるんです! ってのがモンティ・ホール問題のなぞです。


で、最近やっとなぞが解けまして。納得した。

司会 :「ここに1〜100の100個のドアがあります。このうちひとつのドアの後ろには賞金が隠されています。さぁ、どれかひとつのドアを選んでください」


あなた:「では1番で」


司会 :「1番ですね。ではちょっと、ここでドアを2つのグループに分けましょう。あなたが選んだ1番をグループA、2〜100番のドアをグループBとします。さて、グループAに賞金がある確率は何%ですか?」


あなた:「1%です」


司会 :「そうですね。ではグループBに賞金がある確率は?」


あなた:「99%です」


司会 :「その通りです。では、なんとグループBの3番〜100番のドアを全部開けてしまいましょう。(ばーん)」
司会 :「さてここで、あなたにチャンスをあげます。あなたは99%の確率で賞金があるグループB側にある2番のドアに選択を変えることができます。どうしますか?」
司会 :「それともいったん選んだんだからといって1%の可能性しかないグループA側の1番のドアにこだわり続けてみすみすチャンスを逃しますか……」


あなた:「変えます変えます!」


……ってことやんな。あとは上のやつをドア3個バージョンに書き換えれば、もともとドアの数が多いグループB側に選択を変えて賞金ゲット!する確率は66.666666666%だって分かりますよね。ドア変えたほうが確率が上がるってのはそゆことで。なんか途中でドア開けたりするからみんなそこで騙されるんだな、うん。