すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ほんとにお前はシャルリ―か?

「イタリア風地震」との題で同紙最新号に掲載されたこの風刺画では、血だらけで包帯を巻いた男性を「トマトソースのペンネ」、やけどを負った女性を「ペンネ・グラタン」、がれきの間に挟まれた被災者たちの様子を「ラザニア」と形容している。


漫画は「イタリア風の地震」と題し、負傷し血を流したり、やけどしたりした男女の絵をパスタ料理の「トマトソースのペンネ」「ペンネのグラタン」と形容。がれきの層に挟まれ血を流す犠牲者を「ラザニア」と揶揄(やゆ)した。今回の地震の死者290人以上のうち、約230人をしめる伊中部アマトリーチェはパスタ料理で有名で、そこから連想したものとみられる。


この件に、ぼくは疑問を持ちました。「風刺ってなんだっけ?」って。以下はgoo辞書から。

[名](スル)社会や人物の欠点・罪悪を遠回しに批判すること。また、その批判を嘲笑的に表現すること。「―のきいた小説」「時代を―する」


欠点? 地震で被災して亡くなった人に何の欠点・罪悪があったって言うんですか? ぼくの考えではこれらは風刺画ではないと思います。


「わたしはシャルリ―」とか言ってた人たち、いましたよね。そうか。お前らはこれですかw ほんとうに、その覚悟はあったのか?


「風刺」の定義からしてこれは風刺画ではないと思うけれど、じゃあなんなのかって言われるとよくわかりません。このネタで笑える?って聞かれても、ちょっと笑えないと言うしかない。笑えるとしたら、「うはは。いやー、シャルリ―、ここまでやるのかよ」っていう、呆れを伴うメタ的な笑いです。

シャルリー・エブドが何を目指しているのかは知らないけど、表現の自由を追及するということが目的だったら、その一点においては、その一点においてのみ、評価できるような気はします。たぶん違うんじゃないかって思うけどね(笑)。それでも、表現の自由は誰にも、何にも妨げられてはならない。もちろん表現後に殴られる、撃たれて殺されることは折り込み済みの上で。

イタリア的


「平凡だが幸せで満足できる人生を送る方法」― こういったタイトルの記事って、もう山盛りお腹いっぱい読みすぎて、読む前からだいたい内容が予想できちゃうようなものばっかりですよね。でも今回のはちょっとだけ違った。

世の中ではクリエイティブさや生産性、効率性などが求められることが多くありますが、「素晴らしいものを求めると、その分何かを犠牲する」ということで、人間があえて質の低い平凡な結果を生み出そうとすることを指す「kakonomics」という現象も存在します。このkakonomicsをベースにして人生を送る人々の考え方をBBCがまとめています。


カコノミクス。ふーん初耳。まぁそれはいい。イギリスの哲学者とフランスの社会学教授がイタリアについて研究をしたとのこと。イタリアでのカンファレンスやワークショップではこんなことがふつうに起こるそうです。

  • 割り当てられた時間に対してスピーチの長さが半分になったり2倍になったりする
  • 論文の根拠が適切に改訂されていなかったり、他の根拠とごっちゃになっている
  • 事前の連絡なく会議に欠席したり、逆に出席したりする
  • メッセージは消失する
  • 弁済は遅れるか忘れられるか額を減らされる


ウケる。さすがイタリア人。で、哲学者と社会学教授は、こんなことイギリスやフランスじゃ起きないのになぁ、と思ってイタリア的なユルい価値観について研究し論文を書いたと。

イタリアでは自由に遊び暮らすことを「la dolce vita(甘い生活)」と表現しますが、この時の「自由」が生活の全てにおける「自由」を指すとすれば、甘い生活は非常に高くつきます。つまり、この時の自由とは高水準を求めないことの見返りとして得ることのできる自由、のんびりした暮らしぶりの意味になります。イタリア人の哲学者であるOriggi氏によると「人々は時に効率性の支配に耐えかねて、事態を和らげる傾向がある」とのことで、「甘い生活」という価値観のあるイタリアではkakonomicsがよく見られる様子。


このまとめが、ぼくはなんかいいなと思ったんですよね。読んで、よくわからないじゃないですか。書いてる本人もわかってないのが伝わってくる。そしてラ・ドルチェ・ヴィータ、甘い生活って、どうもぼくらがイメージしてたのとは違うらしいぞ、って思えてくる。余裕(とそれを裏付ける金)を持った上で爛れた生活を送るってわけじゃないのね。どうにもとらえきれない。

そしてそのとらえきれなさって、きっと欧米人が侘び寂びとか禅とか幽玄とか、そういうニホンゴの意味を聞いたときの、わかったようなわからんような……ってのと等質なんじゃないかって、そんな気がしたんですよ。きっとカコノミクスは単なる「求め過ぎない」じゃない。イタリアに生まれその空気の中で育った人にしかつかめないようなものじゃないかなって。きっとなんか深いものがあるんだろうけど、でもぼくらが侘びってなんなのか説明して!って言われてうまくできないようにイタリア人もまぁまぁとか言って説明してくれなさそう感ある。

ジムをさぼる

今年のはじめぐらいからスポーツジムに週3で通ってたんですが、今週は行ってません。たぶんそのまま止めると思います。

ぼくはめったに「やるぞ!」とは思わないのですが、一度思うと意地で続けるほうで、ほんとこの半年以上はきっちり週3で通っていました。酒飲んだ後で23時過ぎてから、ここで行かないと週3が守れない!て、フラフラで行ったこともあり。

でも、引っ越すんだからこのジムも止めないとな、と思ったら簡単に心が折れてしまい(笑)、すっかり行く気がなくなってしまいました。今月の会費は無駄になったけどまぁいいや。

そもそもの動機はダイエットだったんですけど、運動では痩せないってわかったのも止める動機としてはありますね。運動では痩せないんです。もちろん、食べてやせるとかサプリとかあんなのも全然ウソで、やっぱり痩せるには食べないしかないんです。そんな当たり前の結論を自分に納得させるためにどれだけ遠回りしてんだ(笑)。

そんななので、ジムでマシーンやったりエアロバイク漕いだりしてる間も、別に楽しくはありませんでした。他のことを考えながら、あー早く終われ終われと思いながらやっていた。終わったあとのシャワーだけはほんとうに気持ちよかったですけど。ストイックに延々やってる人たちを見て、すごいと思うし、憧れもありますけど、ぼくはああはなれそうにない。この先ずっと無理、とまでは思わないですが。

特に探したりはしませんけど、引っ越し先にももし通えるような距離にジムがあれば、また行ってみてもいいかなぁと思ってます。偶然近所にあったりすれば、まぁそれって運命かもしれないし。

Amazonで新聞を買う


Amazonを通して新聞宅配の申し込みができるのでも、Kindleで新聞が読めるのでもありません。ほんとそのまま、Amazonで新聞を売ってる。新聞紙を売ってる、というほうがより正確ですか。

  • 使用用途:引っ越しや荷造りの包装材・緩衝材、また隙間埋め材として最適
  • 販売単位:15kg/束 (たっぷり15kgでコストパフォーマンスも良好)
  • 商品仕様:紙を伸ばして揃えて束にしております。
  • 備考:日本誌(新聞社指定不可)、チラシ等は入っておりません。商品画像はイメージです。


なんだこれは、と思うけど、すぐピンと来ます。これ「押し紙」の成れの果てですね。見かけの発行部数を増やすために、新聞社が新聞販売店に無理やり押し付けて買わせてる分のことです。


www.news-postseven.com


ほとんど金にもならない古紙リサイクル以外に押し紙の行き先があるのは、経営の厳しい販売店に取っては(死ぬよりはマシといったレベルで)良いことでしょうけど、まぁなんの解決にもなってませんわね。もちろん根本的には押し紙を止めさせるべきですが、新聞社というところには為政者も手出しをしにくいのか、現状ほっとかれたままですね。発行部数が減ったら広告の掲載料金も下げなければならず、ていうかいままで誤魔化してた分も返せよ!みたいな話になりかねませんし。


それはそれとして、ぼくはいずれ引越をしなくてはならないので、この新聞紙は買おうかなと思っております。5Kgの束からあるようです。

進化論の進化


 悪性の顔面腫瘍で個体数が大幅に減少したタスマニアデビルは、非常に急速な遺伝子進化を通して絶滅の危機から立ち直りつつあるとみられるとの驚くべき研究結果が30日、発表された。


 オーストラリアのタスマニア(Tasmania)島にのみ生息する、イヌほどの大きさの夜行性の肉食有袋類で絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルについて、20年前に顔面腫瘍が発生した前後の294個体のゲノム(全遺伝情報)を詳細に比較した結果、ほんの4~6世代の間に、7個の遺伝子に種全体に及ぶ適応進化が起きていることが明らかになった。7個のうちの5個は、哺乳類の免疫力とがんへの抵抗力に関連する遺伝子だ。


ぼくは今の進化論には疑問を持っています。「今の進化論」ってのは、ドーキンスがデカい顔してるやつですよ。突然変異と自然淘汰でぜんぶ説明できるってやつ。そんなうまくいくのかよ、ほんとに?と思う。

でもその疑念をブログに書くと、進化論警察がやってくるわけです。このブログの読者でもないような人がどこかから現れて、なに言ってんだコイツ、なにも解ってないな、ばーかばーかみたいなブコメを残して去っていく、みたいな? そういうことが過去に何回かあった。

しかし、今回のニュースは、ぼくに力を与えるものでした。明らかに、今の進化論の枠組みでは説明しきれないことが起きている。ドーキンスは、時間、時間さえかければなんでもできるんだよ、哺乳類の目だってそう、突然変異と自然淘汰、それが時間を掛けて何度も何度も何度も繰り返されて、どんな複雑な器官だって出現しうる、ってヤツは言ってたわけです。でも今回のタスマニアデビルの話は、わずか数世代ですよ。数世代のうちに、生存に圧倒的に有利な遺伝子の変化が出現し、このまま滅びるかと思われていた種に存続の兆しが見えてきた。

時間ってのは今の進化論では非常に重要なファクターなのです。サイコロで1の目が100回続く奇跡のように見えることだって長い時間の中では起きるだろっていう、そういう、偶然を必然に変えるための役割を「神」ではなく「時間」に押し付けて、ある意味では説明をサボって、今の進化論はのさばってきたわけです。その根本のところが崩れるかもしれないようなできごとが今回見つかったので、ぼくは非常にわくわくしています。

ちょっと前には別の話もありましたよね。獲得形質が遺伝したっていう。これから言うのはただの例ですけど、親が頑張ってテニスがうまくなったら、その子供もなんか知らんが最初からテニスがうまかった、みたいなことが起きるケースが確認された。これもいままでそんなことは絶対ないって言われてたんですよね。鼻で笑われてきた。でも実例が見つかってしまったのです。もしかしたら「獲得形質の遺伝」と「急速な進化」ってなんか関連してるのかもしれないですね。獲得形質が遺伝子にフィードバックされるメカニズムでもあるのかな(笑)。

でもまぁ、進化論警察もきっとちょっとしたら、これらの話を取り込んでシレッとしてるんだろうなって気はします。今までの横暴はまるでなかったかのように。それが科学だろ!みたいなこと言ってね。

神の悪戯動画

トロッコ問題 - Wikipedia


2歳児にトロッコ問題を説明。さぁどうする2歳児! ぜひ動画を見て欲しいので結果は書きません。わらった。


そう言えば以前こんなニュースがありました。



これも、トロッコ問題の一種だったんじゃないかと思うんですよ。ANA22便の乗客の荷物をきちんと積み込むために、羽田中を混乱に巻き込むか、それとも22便の乗客に泣いてもらうか。まぁおそらく、こっちのケースでは逡巡なく後者が選択されたんじゃないかとぼくは思いますけどね。

新iPhoneの季節


今年も9月がやってまいりまして、年に一度の新iPhoneの発表が迫ってまいりました。

でも今回は基本的には見送りかなーと思ってます。次の"7"は、名前こそ7ですが6sの改良版にすぎないって話ですし、それにiPhone SEを買ったばっかりですしね。SEとてもよいです。これで充分って思う。画面小さいからバッテリー持ちがいいですしね。ほんと、ポケモンGOやるのには最適な端末じゃないかと思いますよ。

しかし噂ではひとつ気になるものがあって、もしかしたら今回Felica対応があるんじゃないかっていう。つまり、ついに、iPhoneでSuicaが使えるようになるかもしれないと。これはもし本当なら結構魅力的ですね。いまAndroidと2台持ちしてるのを1台にできます。でもまぁ、1年待って8にするのが正しい気はしますが。Felica対応以外によほどそそる新機能でもなければ買い替えはないかなぁ。

で、iPhone以外だと、新MacBook Pro/AirやiMacや新Apple Watchが出るのではないかっつー。まぁそのへんはいいかなぁ。MacBook買ったけど結局触ってないですしね。なんと勿体ないことでしょう。ほんとバカだ。買ってからやったことはOSアップデートくらいですね。スタバでドヤリングすらしてない。そして引越し資金のためにこのあと売られる予定(笑)。これに懲りてもうノートは買わないでいてくれるといいなぁと未来の自分に対して思います。3回くらい同じことしてるからね。つーかiPadで充分なんですわ。

新Apple Watchもね。時計って1年とかのサイクルで買い換えるものじゃないですよね。これもよほど魅力的な新機能でもないかぎりは見送りでしょうね。でもiPhoneに比べたらまだまだいろいろ進化する余地はありそうですけど。iPhoneはもうほんと、これ以上することがない気がします。CPUパワーが上がればできることは増えそうだけど、スマホってもう製品としては完成されちゃってるんじゃないでしょうか。