すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

チェキの極み


ちょっと前にもチェキみたいなデジカメの紹介記事を書きました。見た目と撮れる写真はチェキなんだけど、実はデジカメとチェキフィルムへのプリンターが合体したものだ、ってやつ。



それより何年か前には、スマホからチェキフィルムに印刷できるチェキプリンターという製品もありました。



でも今回の「プリントス」が最高に傑作な気がします。みんな真面目すぎたんだよ。考えすぎてた。今回のは、スマホの画面をチェキフィルムで直接撮っちゃえ!って製品です。大笑いしましたわ。その手があったかよ。富士フィルムじゃなくてタカラトミーから出てきました。



これでいいんじゃん、としか言えません。きっちりチェキ風の味わいの写真になるし、しかも何枚でもコピーでできる。アプリで加工した写真だって撮れちゃうし、なんならゲームの画面だって撮れるわけです。ツイッターの画面も撮れる、意味があるかはしらないけど(笑)。これが本物の、スクリーン・ショットですよ。

そして圧倒的に安い。3480円(税抜)。買います。9月下旬発売だそうです。

『夜明け告げるルーのうた』観てきた


とてもいい映画でした。でもあんまり流行ってなくてもうすぐ終わっちゃうのではとのこと。

映像がとにかくよかったです。動く動く。グワ〜ッて来てビューンって飛んでく。ダイナミックですごいです。この映画、音楽がキーのひとつになってて(人魚のルーは音楽を聞くと下半身が足に変わる)、そして使われてる歌や楽曲もどれもとてもいいのですけど、ぼくは音より絵のほうにグッと来ました。

ストーリーは、いろいろあってフキゲン(のひとことで片付けたら彼は怒ると思うが)な中学生カイ君のもとに人魚のルーが現れて、周囲の人たちを巻き込んで全てを変えてく、みたいな感じですかね。漁港くらいしかない地方の町の息が詰まる感じがよく出てた。もっともこの映画では都会のことは描かれませんが。

ぼくはなんかエネルギーを貰えるのかな、という期待をもってこの映画を観に行ったのですが、まったく逆で、観て落ち込んでしまいました(笑)。この物語では、問題は、問題がなくなるという形で収束します。解決してはいないのです。ゴジラとかさ、あれと話しようとか誰も思わないじゃないですか。でもルーは話せるんですよね。意思の疎通が可能なのです。それでもだめか、だめなんかー!って思ったのが、落ち込んだ理由です。じゃあどうすればいいんでしょうね。

ルーとカイが深夜の町でデート(としか言えない)をするんですけど、あのシーンはとにかく幸福が溢れまくっていました。この映画のなかで一番好きな部分です。まぁそこだけではなく全編に渡ってルーといういきものが圧倒的にかわいい映画です。かわいいってかわいそうが語源だけどね!

神社SIMとは


 人感センサーと音声感知センサーを搭載。人が近づくと中央のLEDが白く発行し、通信の待機状態を通知。「二礼二拍手一礼」の礼拝が行われたことを検知するとLEDが緑色に点滅。礼拝情報は各崇敬神社に送信されるとのこと。神社は毎朝の朝拝などに利用するとしています。


よく考えたものですね(笑)。なるほどなるほど。ぼくの祈りが、量子化されて、パケットに乗り、1Gbpsの光回線を通って、神社に届くわけですね。届くわけないだろ。これは礼拝が行われたことを記録する仕組みと捉えるのが正しいのでしょうね。祈りは、別ルートで届くと思います。クラウドとかな。

これ、じいちゃんばあちゃんが死んでないかチェックするのに使えるんじゃないですかね。湯沸かし器が毎日使われてるかどうかで安否確認するあれと同じ。

SIMカードは複数枚挿せるので、複数の神社に同時に礼拝情報を送信できるとしています。


あたまいい……。


で、ちょっと検索してみたところ、スマート神棚・神社SIMは神社の側から出てきたものではないようでした。ナショナルデパート株式会社というところが、神社系お手軽グッズやサービスをいろいろ手がけていたのですが、新たに「一般社団法人 神社崇敬会」が設立され、事業を引き継ぎ、そこが出してきた商品のようです。


重量たった40g!手のひらに収まる神棚『ていのり』を発売。Webアプリと連携、神社でアクティベート可能な、未来の神棚を提案。|ナショナルデパート株式会社のプレスリリース

PCやスマホから毎月の感謝と無事の祈念を送信して、毎月1日に神社で祓い・祈念していただける無料のWebサービス『おついたち』をオープン。|ナショナルデパート株式会社のプレスリリース

「遠くて行けない神社から、いつでもつながる神社へ」クラウドファンディングで神社の崇敬会を運営できるプラットフォーム『すうけい』を発表。プロジェクト募集を開始。|ナショナルデパート株式会社のプレスリリース

人と神社をICTでつなぐ崇敬会支援事業を行う「一般社団法人 神社崇敬会」を設立のお知らせ|一般社団法人 神社崇敬会のプレスリリース


神社でアクティベート可能な手のひらに収まる神棚ほしいわ(笑)。残念ながらもう買えないみたいですが。

いいね罪


フェイスブックで(≧∇≦)bイイネ!!ボタンを押しただけで有罪になってしまったって話です。フェイスブック怖すぎだろ。やっぱツイッターですね。

 裁判所はケスラー氏に対する第三者の敵意に満ちた複数のコメントに男性被告が「いいね!」を押したことを問題視。男性被告がこのコメントを投稿した本人ではないことは重要ではないと指摘し、「いいね!」ボタンをクリックしたことによって被告は社会的に不適切な内容を明白に支持し、自分でその内容をコメントしたのも同然だとしている。


疑問が湧きますね。そもそもその悪意に満ちたコメントを投稿した人は逮捕されてるんでしょうか。いいね!を押した人のほうが罪が重いのか。悪意に満ちたコメントは罪度が0.5で、それにいいねを押すのは罪度が0.2だけど、複数のコメントに押したから累積罪度が1.0を超えてしまい、コメント投稿者より悪いみたいなことになってしまったんでしょうか。

有罪になった人はいいね!を「いいね!」の意味で使っていたんでしょうか? ツイッターとか、favがlikeに変更されましたけど、ツイッターで悪意的なツイートに対し☆のつもりで♡付けてたら、こいつ社会的に不適切な内容を明白に支持し自分でその内容をコメントしたのも同然!と思われてしまう日も来るのかもしれませんね。なーんだツイッターもだめじゃんか。

まぁでもそれでも、これで有罪って司法はそうとうヤバいことやってんな、ってのは間違いないですよね。指が滑ったら有罪の可能性があるわけです。アカウントにゆるいアクセス権限を求めてくるアプリにうっかり許可だしても有罪になるかもしれない。そして対策は「気を付ける」しかない。日々、気を付ける。緊張しますね。

ところで「いいね!」は共謀の要件に入るんでしょうかね。条文読んでないのでわかりません。まーぼくはツイッターでは♡は遣ってなくてRTだけですが。拡散も共謀とみなされるかな(笑)。

風呂上がりの女の子の匂い


風呂上がりの女の子の匂いの芳香剤があるということで、確認しなくてはと買ってみました。自動車用の芳香剤です。固定用の両面テープが付いています。香りのバリエーションが数種あるようですが、「プラチナシャワー」が目的のものです。

で、うん、たしかにそうでした。風呂上がりの女の子から漂う、ふわっとした香り。シャンプーの匂いと石けんの匂いが混じったようなアレです。不思議なもので、もちろんシャンプーも石けんもいろいろ種類がありそれぞれ匂いが違うはずなのですが、この芳香剤の匂いを嗅ぐと、あっこれこれ!って感じに記憶が呼び覚まされます。すごくいいところを突いてる感じがします。

ただこの製品は、あの香りの甘い部分だけです。実際には風呂上がりの女の子からは、少し汗ばんだ匂いとか、元々の肌の匂いとか、そういうのもあるというか、そういうのが混じってさらに官能的な感じになっていると思うのですが、この芳香剤にはその成分はないです。しかし、その成分はいくつかの薬品から合成できるらしく、そこまでチャレンジしている人も見かけたので(笑)、究極を求める人は探してみるとよいでしょう。そこまでやってしまうと部屋で落ち着いて眠れなくなりそうですが。

4DXやMX4Dなどの次世代シアターでも映像に合わせて香りを出す仕組みがあったりしますが、まぁあれはシャレみたいなもんで、匂いがしたから作品への没入度が上がるかってーとほぼそんなことはないです。でもPSVRのサマーレッスンとか、アダルトVRとかをこの芳香剤嗅ぎながら体験したら、わりとシャレにならない感じになったりするのではないでしょうか。

情弱商売


身も蓋もない話ってやつです。スマホゲーのガチャも情弱商売扱いだけど、でもあれはちょっと違うんじゃないかな? ギャンブルの中毒とかそういうのじゃないですかね。

で、こういう身も蓋もない現象事態はぼくは面白がって見てて、まぁ行きつくところまで行けばいいんじゃないかなと考えてます。そうやって、また見えてくるものがなにかあるだろうから。やらないとわからないものがあると思うんですよね。個人がではなく世の中がってことですが。


でもそれとは別に、こういう情弱・中毒者相手の商売してる人って、大丈夫なのかなって思うんです。なにがってメンタルがですが。

ぼくはふつうのIT企業務めで、モノやサービスを売ってます。いちおう会社的には、いい商品を出して世の中に貢献するんだみたいなアレがあるわけですよ。建前の人と本気の人の割合がどのくらいなのかはわかりませんが、顧客、お客様のためになることをいたしますよ、って目標で社内は一致してるわけです。

でもメルカリとかガチャゲー作ってる会社とか、どうなんでしょう。いくらキレイな建前でコーティングしたところで、商品の腐臭が強すぎてメンタルやられるんじゃないのかなって気がするんですよね。どうやって金を使わせるか、どうやって抵抗なくボタンを押させるか、日々そういうことに頭使うのキツそうだなぁ。相手を人と考えないで、お金を吐き出すマシーンとかただの数字とかって考えればやってけるのかもなー。

まぁ考えて見たら前からありましたそういうの。携帯電話の料金体系です(笑)。あれもいかに騙すかだけに注力されてますよねー。仕組みを考える方も、料金計算のプログラムを作る方も、死んでると思う。

AIを理解できるか

「AlphaGo」という“神”の引退と、人類最強の19歳が見せた涙の意味:現地レポート|WIRED.jp


アルファ碁はもう囲碁をやめるそうです。ですよねぇと思ったけど、早かったですね。ハサビスは最初から3連勝するつもりで、そしてその場で言うつもりだったんだろうなぁ。

「引退」を告げたDeepMindのデミス・ハサビスは、今回のサミットに参加した棋士、そして囲碁に関わるすべての人に感謝の意を表した。そして、過去のAlphaGo同士の対局データ50局分を10局ずつ10日ごとに公開することと、AlphaGoの「考え方」を囲碁の研究に活用できるツールを開発することを約束した。


この、AI対AIの対局データが、それはもう奇妙なものらしいです。


Googleが囲碁ファンに「AlphaGo同士の対局データ」を置き土産。棋譜が意味不明すぎると話題に : IT速報


公開された対局見てるけど
手順の必然性がさっぱり分からんな
こんな意味不明なゲームだったのか碁は

片方が人間だったからアルファ碁の手も味わい深かっただけで
両方アルファ碁だと完全に意味不明だな

Alpha Goの棋譜から考えられるのは
定石の途中で他のところに打つのは損というのが固定観念で
実際は一段落であるとされる手順より前に価値の高いところがほかにあるということ
Alpha Goは手抜きや様子見とかでなくただ価値の高いところを打っているだけ

もう人間には理解不能の展開だ

AlphaGo VS AlphaGoの棋譜を見るときは部分的に見てはいけない
あいつ流れとか無視して常に全体の形勢判断で打つから

人間は想像以上に囲碁を理解してなかったんだなって分かったわ
これは囲碁を理解するためには人間そのものが脳のリミッターを外して脳本来の力を出せるくらい進化しなきゃいけないわ


AIと人間の間にはとんでもない開きがある。それを一番理解してるのがたぶん今回負けた柯潔九段でしょうね。完全に心を折られてるはず。世界最強のはずの自分は囲碁の可能性のほんの端っこを引っ掻いていたに過ぎないと思い知らされた後で、それでもなお囲碁を続けられるのだろうか。気になるところです。


アルファ碁はたぶん定石を持ってない。定石って、局所最適化なんですよね。人間には盤面全体の把握は難しいから、盤面を区切って見て、このエリアはこのパターンで処理しようって打ってく。でも本当は、盤上のひとつの目は他の全ての目と、ひとつの石は他の全ての石と、関係を持っているわけです。だから定石なんて本来ならあり得ない。盤面のあっち側の石の並びが違うのに、こっち側ではいつもと同じふうに手が進むとか、ないわけです。アルファ碁は盤面全体を把握できるから、その場その場で一番いいところに打つ。ただただそれを繰り返して勝っちゃうだけだって話です。

で、実は囲碁ってそういうゲームだった、ってアルファ碁が解を示してしまったってのがこの話の恐ろしいところです。人間の長年の探求と定式化の積み重ねをふっ飛ばしていきなりゴールしちゃったんです。ね、その意味を知ったら絶望ですよね。AIの打つ碁のほうが強くて、AIの打つ碁のほうが正しいのに、人間はそれを理解できないんですよ。


政治もAIにやらせろとか言ってる人もいましたけど、AIに政治させたらやっぱりこれと同じで理解不能な政策が大量に出てくるんじゃないですかね(笑)。人間にはまったく意味不明な政策。何十年かするとやっとそういうことかと解る。でもそんなわけわからん政策に人々は従いますかね? AIにどうやって権威を持たせたらいいんでしょう。

まぁ幸い、政治は囲碁のようにシンプルではありません。政治って世界全体のことですし、世界の部分でしかないAIにはそもそも全体の把握は無理です。囲碁はAIの中にあるけど世界はAIの外にある。だからAIが政治をやるなら世界をAIの中に収めるためにモデル化してシミュレーションするってことになります。つまり人間と同じですね。それでも人間より扱える情報量も多いし計算も速いし感情も入らないから、AIが治めたほうがいいわ、ってことにいつかはなるかも知れないですね。