すべての夢のたび。

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ほっとけない 貴方のただしさ

もうちょっとちゃんと説明してみます。でも、これがほぼ全てのような気がする。

20年前のライブエイドはアフリカ救済を訴え、280億円の募金を集めて寄付しました。よくやった、とそのときは思ったそうですが、後に、280億円はアフリカが先進諸国に返済している債務額の一週間分だ、と知ったとき主催者は、愕然としたそうです。


もう、アフリカの貧困は、寄付くらいじゃどうにもならないんですね。


300円のホワイトバンド、いちおう、そのうちの3割(90円)が寄付に使われるそうです。100万人がバンドを買っても9000万円。つまり、バンドを買ったくらいでできる寄付なんて、事実上、その効果は限りなくゼロに近いわけですよ。

「ほっとけない」のページに書いてある、このキャンペーンの趣旨を、わたしなりに訳すと、こうなります。

「寄付したらOKと思ってる人たち」と「寄付しない言い訳を並べたがる人たち」を総動員して、「自民党」に対して、「インチキリフォームみたいなODAで日本がアフリカにこさえさせた借金を、全額チャラにしてやれ」と圧力をかけさせること。


もー、借金チャラしか手はないのね。たぶん日本がアフリカに持ってる債権は、総額はよくわかんないけど、数十億とか百億「ドル」、そういう単位。いつの間にか、わたしたちは、アフリカに対し、そんな権利を持ってしまってるわけです。それをチャラにしようってんだから、当然、わたしたちにもいくらかの痛みはあるでしょうね(まぁ今のアフリカに比べりゃわずかなもんでしょうが)。それをできますか?やりたいですか?わざわざやれますか?つーハナシなんですよ、きっと。


ここ参考になります。 ほっとけない 世界のまずしさ FAQページ


でもさ、

この貧困をなくすキャンペーンを呼びかけているひとりに、世界で一番のお金持ち、ビルゲイツがいます。 彼の個人資産は5兆円といわれていますが、たとえ彼が全財産を寄付したとしても、その構造が残っている限り、 4年もたたずに、アフリカの貧困はもとのもくあみです。


いや、「4年もたたずに」じゃないだろう、そこ。