成果主義で手取り２万円、これでは家族を養えない ５２歳会社員が仮処分申請
営業成績によって増減する給与制度で、六月の手取り額が約二万二千円となった富士火災海上保険（東京）の男性社員（５２）が十五日、生存権を定めた憲法に違反するなどとして、三〜五月の平均給与約二十一万九千円などの支払いを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
申立書によると、男性は勤続二十三年の営業担当。成績が悪いと給与が一定割合で差し引かれる同社の制度で、六月の給与は額面十一万五千円となった。所得税や社会保険料などが控除され、約二万二千円しか支給されなかった。
いよいよ7月は、控除の結果がマイナスになり、会社にお金を納めないといけなくなりそうな予感。
てか、2万じゃなくて5万でも7万でも「ええっ！？」って思いますよね？ でも訴えたのはこの人だけで、それに3-5月の平均が22万で6月は2万て、会社との間でなにかあったんじゃないの？って考えてしまうのですけれど。
あと、こういう「会社を訴える人」が、勝った時、ニュースが静まったあとでちゃんと会社とうまくやっていけてるんでしょうか？ そういうのも気になります。女性専用車両がうまくいってるのかも気になる。なんか成立しそうだったヤバい法案も気になる（←もう名前忘れてる）。なりませんか？
追記：はてなの伊藤直也さんよりTBいただいたおかげでお客様がいっぱいいらしてます。ありがとうございます。
もうちょっと補足すると、賃金体系を決めるときは、ふつう組合との交渉もあると思うんです。そのとき、場合によっては「2万」になることが有り得る制度は、まぁ通らないだろうと（東京都の最低賃金を下回ってるだろうし）。それに、仮にも従業員数千人を抱える保険会社が、そんな、手取り2万の人間が出たら訴えられて新聞沙汰になるかもしれん、ってことを、考慮しないほど馬鹿ではないだろうと。
だから、これは、富士火災海上にはなんかイイワケがあるはず。ぼくは、このひとがなにかやらかして、罰金や制裁金、にあたるものが控除されてるんじゃないかと考えてます。つまり成果主義で2万になったんではない、と。
