すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ITなひとだけ笑える小ネタ。

わたしの近所のプロジェクトで採用されている「斬新なプログラム開発手法IST」で開発された素敵システムは、現在稼働中です。なぜかというと、納品日が到来したからです。それが納品日であり、それが到来したのならば、システムは稼働するほかないというわけです。

大量の未解決バグは、認識方法を柔軟に変化させることにより、「これらは制限事項であって、従ってシステムの仕様である」と解釈されています。一方、納品後に発覚した各種の不自然な挙動については、「顧客の要求は仕様書に記載した。顧客の要求外のことは仕様書に記載していない。つまり、仕様書に書かれていることと書かれていないこと、これらを合わせたものが、要するに全てがシステムの仕様である」とされ、何が起きてもバグ報告票ではなく変更要求票を書くことになっているようです。(ISTで開発されたシステムにどのような仕様書が存在するのかは、なぜか不問に付すべき事項とされています)

毎日、膨大な数の変更要求票が「1件150円くらい?」の勢いで起票されていき、同じ勢いで次々と対応されている状況です。わたしはこれを「YRM」(闇雲ルービックメソッド または やたらにルービックキューブ回しすぎ)と呼称することにしました。ここに黄色が欲しいんだけど。ガチャガチャガチャガチャ。ここに青を持って来れないか。ガチャガチャガチャガチャガチャ。変更要求票の飛び交う数は全く減ってるようには見えませんが、いつか各面の色が揃う日が来るのでしょうか。なんだかそろそろキューブの間に隙間が見えてきてるような気もします。