すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

いけなくないらしい

はてな 倫理・宗教・法律を持ち出さず、かつ情に訴える以外の方法で、「なぜ人を殺してはいけないか」を説明してください。説明できない・いけない理由はない・ケースバイケース、という類の回答はご遠慮ください。

さて。回答がいろいろ集まっていますが、皆様の納得できるようなものはございましたでしょうか? 残念ながら、わたしにはないですね(44番の回答を見た時点)。


わたしが興味を持ったのは、まず11番。「人間を殺す事によってストレスが生じる」です。こういう、「物理的に、悪い」というのは、非常にわかりやすい説明となる可能性があります。考えて考えて理解するより、「熱い」「痛い」みたいな感覚のほうが、直接的でいい。小学生に説明したかったら、このレベルまで答えを落とし込まないといけないと思います。もちろん、そんなものはそもそもないのかも知れないですが。

次に、15番。「人を殺してしまえば、『なぜ人を殺してはいけないか』と思索を巡らせることができなくなる」です。これは一見詭弁に見えますが、そうじゃない解釈をできるかも知れません。つまり、「殺す前」と「殺した後」で、人間は、変わってしまうのだ、という意味です。一線を超え、もう戻れない何者かに変化してしまうのかも知れない。これが本当かどうか確認するには、実際に殺人をした人に、その状況、その後の状況を、事細かに語ってもらい、それに耳を傾ける必要があります。これで、殺してはいけない理由がなにか解るかもしれない、という希望はあります。

で、18番。「死体が粗大ゴミになってじゃま」。そう、そうなんですよ。死体は邪魔。これは現代社会においては、殺人を思いとどまらせる理由として、かなり有効に機能しているのではないかと思います。もし、死体が、水に溶けるとか、砂のように崩れるとか、1日で腐るとかだったら、殺人はもっと遙かに増えてると思いませんか? というより「行方不明」が、ですか。そう考えると、死体隠しに四苦八苦するミステリー小説やその手の映画・ドラマは、殺人行為への抑止力として大きな意味があるのかも知れません。

そこで、わたしには理解できました。いまの世の中に最も求められているのは、『完全死体隠蔽マニュアル』です。これだ。間違いないです。オビの文句は「捨てろ! 埋めろ! バラして隠せ! うっかりママからホロコーストまで、あらゆるニーズにトータルでお応えする、超・実用書」。3日隠したい、1週間隠したい、1ヶ月、1年、10年、永久に隠したい、春夏秋冬、都会に田舎、海から山まで、1体〜XX体。全てのシチュエーションに最適な方法を写真入りでご紹介。巻末には東急ハンズ各店の電話番号を記載してます。そして発売同時有害図書指定。パーフェクツ。


25番の回答をくださった方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。