すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

「萌えを知った日」

小学生のころ読んだある詩集に載っていた詩に、こういう1行があった。

恥ずかしいところに密かに萌えはじめた似児草のようなもの


「似児草」は「にこぐさ」と読む。女性が、二次性徴期の変化していく自分の体についての喜びととまどい、を回想してうたった詩、だと思う(なぜかそういう、女性の詩だけを編んだ詩集が家にあった)。この1行まえは胸について言っていたような気がするが、そちらは覚えていない。

この“萌え”は、用法として正しいし、この文が描き出す光景も萌えだし、この文を読んで当時のぼくが知覚した何かも、正しく萌えの原型を含んでいると思う。


もう初めっから変態だったんですね、と思いました。