はてなダイアリーの注目キーワードの計算方法が言及数の増加率に変更になったわけですが、注目キーワードページがかなり面白い情報になってきています。
http://d.hatena.ne.jp/hotkeyword
例えば今日の順位を見ていると「長浜市」とか「長浜」、「滋賀県」とかがすごい勢いで言及数が伸びていることが分かります。
http://d.hatena.ne.jp/keywordstats/%c4%b9%c9%cd%bb%d4
http://d.hatena.ne.jp/keywordstats/%c4%b9%c9%cd
一体滋賀県の長浜で何が起きたのか、と思って調べると悲しい殺人事件があったのが原因なんですね。
このエントリを読んだとき、ちょっと、ん、と引っかかったのですが、
と思って調べると悲しい殺人事件があったのが原因なんですね♪
と思って調べると悲しい殺人事件があったのが原因なんですね。面白いなぁ。
としてみてもまったく違和感のないこの感じ、はどこから来るのか。
2001年8月に開始されたらしいjkondoの日記において、「悲し」という語が使用されたのは、
- 2002-07-09 夏の空気を吸うと学生時代ツーリングに夢中だった自分を思い出して少し物悲しい気持ちになる
- 2004-09-21 ツール・ド・フランスを思いつつするツール・ド・北海道の話で悲しくまた楽しくなる
- 2005-02-18 世の中はいつも変わっているから頑固者だけが悲しい思いをする(世情)
- 2005-05-29 自転車で多摩川沿いを延々走ってるうちなんだか悲しくなる
- 2006-02-16 近藤本が見つからなくて悲しい
- 2006-02-18 注目キーワードで悲しい
という6回です(「かなし」「哀し」はゼロ)。3と6は除いてよいでしょう。残る4つのうち3つが自転車が絡むエントリです。自転車はやはりいろいろと近藤さんの情感を刺激するアイテムであるようです。(また、2003年は「悲し」いことがなかったようです)
そして近藤本におけるインタビュー。
──極端な例では、閉鎖したサイトがありますよね。「無断リンク禁止のルール」を打ち出していたサイトがあって、それをみんながブックマークしまくった、しかも[これはひどい]タグがついていて、ショックを受けてしまったとか。(略)
いや、僕も今回の話とかは、ほんと悲しい。悲しいですよ、とにかく。サイト閉鎖されちゃったっていうのを聞くと。そんなことのために道具作ったんじゃないのに、なんでそんなことになるかなって、純粋に悲しいですよね。
3度も「悲しい」が出てきますが、これなんかも「残念」に置き換えたほうがしっくりくる印象。
みちアキの想像。
- 近藤さんはあまり悲しくないのではないか。
- 近藤さんは「残念だ」「悔しい」と言う代わりに「悲しい」と言うのではないか。
- 近藤さんは「悲しいと言うべき時」に「悲しい」と言うのではないか。