著作権についてちょっと考えてみる？

「終わる世界」（“少女セクト”MADムービー）

以前も一度、上のMADは紹介しました。ぼくはこのMADムービーの作者の「ひとみすいれん」氏の作品がすごく好きで、かつ題材となっているコミック「少女セクト」も大好きなのですが、それに加えてこのMADは音楽もとても良いなと思ったのです。（ところで今回は、「MADムービー」や「ようつべ」じゃなく、「曲」の話です）

で、聴き取れる歌詞からGoogleで検索してみて、アジアン・カンフー・ジェネレーションというバンドの「リライト」という曲だとわかった。あーこれがアジアンカンフーですか。名前は知ってたけど歌は初めて聴いた。そしてアニメ「鋼の錬金術師」のオープニングでも使われて、かなりヒットした曲だったらしい、と知った。（すみません、TV持ってないとこんなもんです）

そんで、フルコーラス聴いてみたいなぁ、と思ってアマゾンで検索したっけ、CCCDなんですねこれが。

リライト (CCCD)

CCCDなぞ買ってレコード会社に協力したくないし、どーするー？ ダウンロードで買うー？ と思ったけど、これはソニーミュージックなんでiTunesでは扱ってない。いちおうウォークマンも持ってるしソニックステージも入れてるからそっちで買うか1曲210円だし、と思ったら、「ネットワークウォークマン、NetMDやメモリースティックなどには3回まで転送（チェックアウト）できます」とか注意書きが。アホかと。「3回しか転送できません」だろう！ だいたい「3回」の根拠ってなんなわけ。3回も転送するほど聴いたら飽きるだろうって？ それとも買い直せって？

すごく馬鹿らしくなったので、アマゾンに戻ってマーケットプレイスでユーズド110円のCCCDを注文しました。明日には届く。もちろんCCCDからリッピングするツール使ってiTunesで聴きますよ。ぼくは本来はCDや本やゲームソフトは入手できる限りは絶対新品で買う、中古で買ったりレンタルしたりはしない人なのですが（それはマキシム（格率／自分に課したルール／個人的モラル）なのです）、今回はその例外にしよう、と思ったんでした。

したらさー、さっきアマゾンでもう一度検索したら、「リライト」はCCCDは廃盤になってて、現在はちゃんとCDとして売られてることが判ったわけですよ。

リライト

悩み所ですね。ぼくが自分のマキシムに拘るのは、著作者・著作物に対する敬意があるゆえなのですけど、いまのところアジアン・カンフー・ジェネレーションという素敵なバンドに対してはぼくはなんにも返すことができていない、ということです。どうするか。CD買い直すかなー、というあたりがありがちな落としどころですね。余計な出費を被ったのはソニーミュージックのセコい音楽戦略のせい、ということにさせていただきます（検索ミスじゃなくて）。