すべての夢のたび。

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もちろん利己的な人も嫌われる

社会心理学の研究によると、グループ全体のために進んで自らを提供しようとする人は、同僚たちから嫌われるらしい。

「利己的でないメンバーをグループから放逐したいという願望」と題された論文(『Journal of Personality and Social Psychology』に掲載されたもので、4本のシリーズ論文のうち1つ)によると、「利己的でない人」はメンバー全体に求められる「基準」を引き上げてしまい、他の同僚たちを「悪く見える」ようにするため、同僚たちの恨みを買うことになるという。


え?という意外な研究結果ですね。でも読んでいくと、その心理は理解できる。

ゲームが終了した時点で、参加者たちは、どのプレイヤーと再びゲームをしたいかを尋ねられた。ほとんどの参加者は、欲張りのプレイヤーとは一緒にプレイしたくないと答えた。これは予想どおりだった。予想されていなかったことは、参加者のうち多数派が、非利己的なプレイヤーとプレイしたくないと答えたことだ。その理由は、「あの人のせいで自分が悪く見える」とか、あの人はルール違反をしているというものだった。利己的でないプレイヤーに、何か裏の目的があると疑う参加者もいた。


しかしこの回答を見て思うのです。この「利他的プレイヤー」は他のプレイヤーに合わせようとしていない。自分だけいいところを見せようとしている……それってある意味"利己的"なんじゃないの?っていう。

つまりこれは「利己的とは」「利他的とは」「そもそも利益とは」みたいな言葉の定義の問題になってしまうのでは、という気がします。

他人に「ポイント」を与えることは利他ですが、その行為の結果として他人の気分を害することになったらそれは利己なんじゃないか、みたいな。そして「ポイント」<「気分」なら全体としては利己?みたいな?

で、じゃあ好かれるにはどうしたら?という問いがますます難しいものになっていくというw