すべての夢のたび。

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『ZERO:9/11の虚構』みてきた

恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で9/11から9/24までやってます。初日の11日は満席だったとのことなので、今日朝から整理券取りにいったのですが、今日は8割くらいの入り(ホールは190席ぐらいあるらしい)だった感じです。昨日は50人ほど入れずに帰ったとのことでした。

さて。今の日本で「9/11のテロはアメリカ政府の発表通りではない!」と言うと、陰謀論者と言われてマトモな人扱いされなくなるのがオチです。まぁぼくはもともとマトモな人扱いされてないので(笑)、構わず言いますが、この映画を観たあとでまだ「発表通りだ」と言い続けることはかなり難しいと思います。とりあえず観てみれば?と。そういう映画です。

ZEROというのは「証拠がゼロだ」という意味合いです。この映画は9/11のテロがアメリカ政府の自作自演だった、と、そういう主張ではありません。アメリカ政府の言ってることは根拠がない(=ZERO)、と、そういうことだけを言ってます。

ぼくが9/11で一番疑問に思ったのはペンタゴンの"ボーイング突入直後"と言われてる写真です。まず、ぶつかったとされる穴の直径が5mしかない。これはボーイングの胴体の直径より小さいです。それに主翼のぶつかった跡がない。ツインタワーのビルにはありましたよね。そのうえ、ボーイングの機体の破片と思われるものがまったく写っていないわけです。写真に取る前に全部片付けてしまったんだろうか? まだ煙も上がっているのに? この映画ではさらに驚く事実を知らされました。政府発表によると、ボーイングはペンタゴン突入前に地上6mの高さで1kmもの距離を飛行していたそうです。すげえ。セスナしか飛ばしたことのないテロリストの超絶テクニックです(笑)。そして、ペンタゴン周囲にはボーイングが映っている可能性のあるビデオカメラが86機あったそうですが、事件から3日内にFBIが全てテープを回収してしまったそうです。で、度重なる要求の末に発表されたテープにすら、ボーイングは映ってないのです(政府発表によると「コマとコマの間を飛んでいる」そうです)。

ツインタワーに関しては、まぁよくわからないですね。いろいろ疑問はありますが。400mの高さからの自由落下で地上に到達するには9秒かかるそうです。ところが、ワールドトレードセンターのビルの倒壊には映像では10秒ちょっとしかかかってない。燃えて崩れた上層部がまったく無傷の下層部を押し潰しながら倒壊するのに、自由落下並の速度しか必要としないのか? そして、飛行機が突入したよりも上の階から階段で脱出した生存者の、「突入階の炎上はさほどでもなく、そこを過ぎたら火災はなかった」という証言。溶けた鉄骨から発見されたジェット燃料に含まれているはずのないある化学成分。ツインタワーの倒壊から8時間も経ってから倒壊した近隣の第7ビル、等々。

この映画はアメリカ映画ではありません。イタリアの映画です。アメリカではいま9/11はウソなんじゃね?みたいなことをいろいろ言ってると、愛国者法で捕まってしまう危険があるそうです。なので、国内のインタビューでは証言できなかった軍関係者の話なんかもいろいろ出てきます(事故直後にペンタゴン周囲を飛んだ空軍パイロットの話とか)。

まぁ、この映画ぜんたいが陰謀論者たちの手によるつくりごと、と見ることもできます。ただ、米政府発表の一部が極めて胡散臭いのは、誰でも調べればわかることです。いやマジで、「突入直後のペンタゴン」の写真は一度見てみるべきですって。でもまぁ、ペンタゴンに突っ込んだのがボーイングでないなら、突っ込んだとされている77便の搭乗客はどうなったのよ?とか、そっち方向からのアプローチはなされてないのは不満ではありますが…。しかし、ぼくは、どっちに賭ける?といま聞かれたなら、政府発表通りではない、のほうを選択しますね。そっちのほうが遥かに容易い、割のいい賭けな気がします。いま笑われても別に構わないと思うのです。