すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

映画観てきた

また2本、今日は『桜田門外ノ変』と『THE LAST MESSAGE 海猿』。

桜田門外ノ変、周囲の客はみなおじさんおばさんと言える年齢またはそれ以上だった。中には自分の席を探してる途中で手すりに手を掛けて俯いたまましばらく動かなくなってしまったお爺さんまでいて、おまけに上映中に椅子からずり落ちてバタンと大きな音を立てて近くの人を驚かせたりしていた(ぼくも驚いた)。

映画は多分良かったのだろうと思う。そんな言い方しかできないのは、ぼくが史実にまったく詳しくないためだ。ああ、こういうことがあったのねー、という。歴史に詳しい人(っていうか、常識レベル??)であれば、あの歴史的事件の裏にはこんな悲しいストーリーがあったのか、という"事実割増"でグッとくるんだろうけど、ぼくはよく知らないので感動レベルとしてはほぼフィクション相当だ。観客として不適当な感じ。

それにしても、昔(というほどでもない)の人たちはみな真剣に日本の将来を考えていたんだなぁと思った。命を賭すことも厭わないとか。きっと今の日本(特に左右関係ない)を見て天国で嘆いているんじゃないかと思う、なんだか申し訳ない。

海猿、いちおうエンドロールに「原作 佐藤秀峰」と出てた。名前だけか、いくらかなにかしたのかは知らない。3Dは別にいらないかなーと思い2Dで見た。映像が圧巻だった。天然ガス採掘用の超巨大な洋上プラントがすごかった。え、これ実写じゃないよな、と自分を疑ってしまった(実写のわけない)。CG技術ってすごいとこまで来てるんだなーと唸らされた。内部のセットもリアルに作りこまれてるし、もちろんヘリも艦船も本物の海保だし。

ただなんというか、ドラマがわかりやすかったかなー。わかりやすいストーリーにわかりやすい感動。絶体絶命! でも行かなくちゃ! わー! (心配する人たち) …………助かった! 良かった! みたいなそんなふう。あ、周囲の客も若い人だけでしたw ああいう作りにしないと理解してもらえないのか? セットのリアルさに比してイベントが安っぽいというのもあったな。どっかんどっかん落ちてくるパイプは全部当たらない。コードが切れてバチバチいってオイルに引火w ピンチ!何をすれば?バルブを締めろ!(締めにいく) またピンチ!どうすれば?バルブ(別の)を開けろ!(開けにいく) そんなふうで、なんかもったいなー。あ、でも俳優さんたちの演技はよかった気がする。演技と映像が見所だった。けしてつまんない映画というわけではないです。