すべての夢のたび。

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悪魔を召喚して情報をエネルギーに変換しました

19世紀から150年もの間議論されてきた、「マックスウェルの悪魔」と呼ばれる科学史上の重要な概念があります。今回、サブミクロンスケールでの極めて精密な加工技術と、リアルタイムでの正確な制御システムを組み合わせ、これまで理論上の存在であった「マックスウェルの悪魔」を、世界で初めて実験により実現しました。これにより、観察から得た「情報」を用いて「エネルギー」を取り出すこと、すなわち「情報をエネルギーへ変換できること」を実証しました。


なんだそりゃ? Google様大勝利か!? とか思ったのですがそんなうまい話ではないようでした(あたりまえ)。以下、面倒なのでリンク先にある発表内容詳細のpdfをご覧になったと仮定した上で書きます(昨日とずいぶんちがう)。まぁ理屈はなんとなく理解はできますね。

よくわからないのは、「壁を置くのに理想的にはエネルギーが必要ないことが知られている」という部分です。どういう意味なんでしょうか。なにかの仕事をさせるのにエネルギーが必要ないなら、最初からそこの仕組みだけ取り出せばいいような、と書きながらもう、いやいやそんなのただの永久機関だべ、という気がしてなりませんw

あと、これを「情報をエネルギーに変換した」って言っちゃっていいの?って気分もありますね。これは単に定義とかお約束の問題なのでしょうか。ということで、"なんとなく"以上の理解を得るためにどなたかが解りやすい解説をしてくださることが望まれます。