- 作者: 田中ロミオ,西邑
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 文庫
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昨日買った。未読。田中ロミオ新作です。確実に面白いと判ってる作品は取っておいたほうがいいのではないか。まぁ読みますけどw
量子力学の哲学――非実在性・非局所性・粒子と波の二重性 (講談社現代新書)
- 作者: 森田邦久
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 新書
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今日買った本。量子力学の入門書。何冊入門書を買う気かw
世界の描き方はひとつではない!? 知的刺激にあふれる科学哲学の入門書が登場。
私たちや私たちの身の回りの世界をつくっている、目に見えないようなミクロなものの世界について記述するのが量子力学。ところがこの理論の示す「真の姿」を理解するのはとても困難です。アルベルト・アインシュタインも量子力学のある側面を受けいれられず「私たちが見ていないときには月が存在しないというのか」と語ったといわれています。本書では、量子力学の示す不思議な世界について解説し、これまで提案されてきたコペンハーゲン解釈、多世界解釈、逆向き因果などの様々な哲学的論議をわかりやすく紹介しています。
測定前の物理量は実在するのか、非局所相関はあるのか、状態の収縮はあるのか、粒子と波の二重星を認めるのか。こういった諸々の問題についてどういう立場を取るかによって世界の解釈は分かれる。一番支持者が多いのがコペンハーゲン解釈でいいんでしたっけ。時々聞くのが多世界解釈。この本にはその他にも多数の解釈が紹介されてます。軌跡解釈・裸の解釈・多精神解釈・単精神解釈・一貫した歴史解釈・様相解釈・交流解釈・時間対称化された解釈などなどなど。そして多分、こういうこと言うと怒られるんだろうけど、この中には「正しいもの」はきっとないんだろうなーと思います。
なんとなくのイメージですけど。ここには大きな山があって、その両側からトンネルを掘ろうとしている。片方は"物質"、科学とか量とか心身の身のほう。もう片方は"精神"、宗教とか質とか心身の心のほう。この両側から掘り進めていって途中で出会わなくちゃいけない。でも現在、物質側はガンガンに掘ってるけど予定のコースからだいぶズレちゃってる。一方精神側はまだほんのちょっとしか掘られてない。そんな感じに見えます。コースの修正および強力にペースアップさせるなにかが必要な気がする。