すべての夢のたび。

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ぼくは富裕層

世界には年収が3000ドル以下のBOPと呼ばれる層が40億人もいる。「1%の金持ちが富を独占している」と騒ぐデモに参加している人々は、世界の中では富裕層なのだ。GlobalRichListによれば、2003年の為替レート(1ドル=110円)で年収550万円あれば、上位1%に入る。今なら400万円あれば、あなたは世界の1%の富裕層だ。


専門外のことを語るとトンデモ気味になることが多い池田先生ですが、この記事には流石に頷かざるをえません。

"「1%の金持ちが富を独占している」と騒ぐデモ"は、果たして何を訴えているものなのか。「恵まれぬ人々に私たちの富を分け与えたい」なのか、それとも「途上国の貧乏人のことなど知らんが俺らの給料を増やせ」なのでしょうか? ぼくもぼくの給料が増えるのは大賛成なのですけど、この事実を知ってしまった以上は、素知らぬ顔して「世界中で起きている反格差デモ」に参加するのははばかられますね。

なんせこの世界では40億人が年収3000ドル以下だという。たとえ日本のぼくらが"1%ライン"である400万円の半分しか年収がなかったとしても、世界レベルでみりゃものすげー勝ち組なわけです。もちろんそんなことはこの国で貧乏暮らしをするに際してなんの慰めにもならないですけど、まぁ「金よこせ」というデモであるならもう少し訴えの正当性に気を遣え、ってあたりですか。

世代間格差は、どうしましょうかね。老人は金持ち。でも今現在確かなのは、老人はぼくらより早く死ぬ、ということです。彼ら彼女らが死んだらなにか変わるのかな。その時彼ら彼女らの持っていたお金はどこへ行くのでしょうか。次に老人になる世代にただ相続されるだけなのか。だとしたらなるべくいまのうちに吐き出してもらうのがいいかも知れませんね。