道端に落ちていた髪の毛やタバコの吸殻、チューインガムなどからDNAを抽出し、分析。そのデータから他人の "顔" をモデリングするプロジェクト「Stranger Visions」。アーティスト本人のDNAからモデリングしたものの再現度から、かなり精度が高いと見られ・・・
興味深い。けれど、本当なんだろうか？ DNAからどんな顔してるかわかるの？ と思ったけど、よく考えたらDNA以外にないか。ほかのナニで顔つきが決まるわけもない。そりゃ、痩せてる太ってるとか普段食べてるものとかそういうので、いくらかは違ってくるだろうけど。
しかし、「○○○っぽい顔」っていうのは、確かにあるわけです。その職業の人をいっぱい集めて"平均顔"を作ってみると、見事にソレっぽい顔になる。銀行員は銀行員顔に、オタク(職業じゃないけど)はオタク顔になる。ということはそれDNAが似てるってことなの？ まぁDNA A/B/Cのいずれかを持っていると顔つきXになる、とかいう対応だったら、同じ顔つきでもDNAは違います、ということはあるかも知れません。
これ、ここまで実際に顔の復元が可能なんだったら、まずは犯罪操作に利用すべきだと思いますね。それと、アートプロジェクトってことになってるぽいけど、アートの部分ほとんどないですよね。90%以上、科学。拾った場所と、拾ったものと、復元した顔を並べてみる、そこにしかアートっぽさがない気がする。説明されても分からんような高尚なコンセプトがあるのかな。
