すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

311

その時間は1分間黙祷、という通達が社内掲示板みたいなのに出てました。たしか去年はやった気がするんですが、今年は誰も音頭を取らなかったのか、なんか打ち合わせとか行ってる間に過ぎてしまっていた。

完全に同じではないけど、東京は元に戻った気がします。ちょっとばかり夜は暗かったりはするけど、当初は気にかけてた放射能云々もぜんぜん大したことないと判り、ほとんどの人はもう忘れちゃってる。水とか買いだめしたのがウソみたいですね。ビルの看板に空白が目立つけど、それは3年間なにもやらなかった政権のせいで地震のせいじゃない。

というか、311の前と後で違うのは地震くらいの気がします。敏感に、いや過敏になった。みんな強迫症みたいになってる。ちょっとの揺れどころか揺れてなくても揺れた?っていう。自分の心拍だったりすることもよくある。でもそれぐらいかな。身内に被害者がいないぼくはそれぐらい。福島に親戚いるけど福島って広いんだよね。


被害者とは決定的な断絶があるのを承知で言えば、まぁ時間が経てばなんとかなるもんだと思います。どれだけ想像もできない悲しみがあったとしても、人間はずっと悲しんではいられない。悲しくてもお腹は空くし、生きてくためには食べずにはいられないわけです。そしておいしいものを食べたらおいしいと思ってしまう。テレビでなにかくだらないものを見ればふっと笑ってしまったりもするもんだと思います、どんな悲しみが過去にあったとしてもそれはそうであるはず。

ぼくはそんなふうにのんきに信じてます。時間はすべてを癒すことができるし、すべての人間は時間さえあればどんな悲しみからでも立ち直る能力を基本的に持っている。ただまぁ、時間が足りなくて、立ち直るより先に寿命が来てしまうとか、そういうことはあるかも知れないですが、でもそれは力がないというのとは違う。

半ば経験からくる信仰告白でした。でも「幸福感の50%は遺伝で決まっていて変更不可」らしいので、不利な人は最初っから不利なのかもしれませんが。台無しだw