すべての夢のたび。

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炎上と副作用

痛いニュース:【Twitter】 女性「iTunesカードの使い方わからん」→コード晒して他人に使われる→女性激怒


女の子がiTunesカードでクレジットをチャージする方法がわからなくて、カードの写真付きでツイートして、写っていたコードを赤の他人である男に使われてしまい、「使っちゃったよ〜ん」とリプライをもらうという、頭を抱えるような案件です。

最初これ、女の子のほうが頭悪いのかと思ったんだけど、よく考えたら違いますよね。「わからないことをツイッターで訊く」というのは「わからないことをググる」のさらに進化したものかも知れない。iTunesカードの使い方がわからないのは頭が悪いわけではなく知識がないだけなので。たまたま今回、写真付きで訊くのが不適切な件だったというだけかも。

一方で男のほうは明らかに頭悪いですね。ローソンのアイス冷凍庫に入って写真晒して炎上した件と同じで、なんでバカやったことをアピールしたがるのか、ってことですね。いや、アピールは問題じゃないのか。誰でも昔ちょっとワルかったことを友達に話したくなったりしますしね。問題は、ツイッターは公共の場とは言えないけどそれに近い性質を持っていることがわかってない人たちがいるということですね。

なので、小中学校のうちにネットリテラシー教育をする必要があるのではないか、という話になったりします。でも、どうなんだろう。炎上するのは、変なことを言ったりやったりっていう、結局なんか良くないこと、バカやってることが根本にあるわけです。それがあぶり出されるんだから、いいんじゃないの、ってのもある。例えばぼくは飲酒運転しちゃったーってツイートしたりはしないわけですよ。

懸念されるのは、罪に対する罰が大きすぎるのではないか、ということです。ローソンの件だって、ネット普及以前であれば厳重注意かなんかで済みそうなところが、いきなりお取り潰しですからね。多くの人は義憤ではなくもっと薄暗い感情で、あるいは単に無邪気にあの写真を拡散してたんじゃないでしょうか。そしてある一家が路頭に迷うことになるという。それほどのことか?っていうひとことで炎上して番組降りたり役職解かれたり、今までもいろいろありましたよね。

今回の件、コード使った男のほうはアカウント凍結されてました。ツイッター社への通報がいっぱいあったんじゃないかと思います。警察への通報があったかどうかは知らないけど、アップルに照会すれば誰がコードを使ったかも分かるだろうし、こっちは単純に頭悪いだけって話ですね。

しかし女の子のほうはもうちょっと複雑で。彼女のツイートを見てみたんですけど、サブアカウントを作ろうかなって言ってるんですよね。おそらく、善意の「そういうことしちゃだめだよー」ってリプライと、善意でない「バーカ」みたいなリプライが殺到してるんじゃないかと、そういう感じでした。そしてフォロワーが急に増えたようで。そりゃ、なんだか気持ち悪いって思うでしょうね。ぼくなんかも興味本位で覗きに行って記事書いたりしてるわけで、気持ち悪がらせてる側の一員なんですけどw

この手の問題にどう処すればいいかよくわからないというか。そもそも問題なのかどうか。実際になにかするべきことがあるのか、それとも見てるぼくの側の感情的にケリがつけばそれでいいのか。あるいは、単に「そういうもの」として受け入れればいいのか、なんて、ちょっともにょもにょしてるのでした。