すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

いませんでした いませんでした

海外の事故のニュースでのお決まりのフレーズ、「乗客の中に日本人はいませんでした」ってありますよね。

海外で何か大きな事故があったときに、日本のニュースではよくこのような情報が流されます。
このことについて、肯定的にとらえますか? 否定的にとらえますか?

そういえば、昔ある有名なロックバンドの歌の歌詞にありましたね。

外国で飛行機が墜ちました
アナウンサーは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」「いませんでした」「いませんでした」
僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう …


今日ふと思ったんですけど、ぼくがこのフレーズを聞いた時の感覚って、安堵じゃないんです。「日本人がいなくてよかった」から「日本人以外は死んでもいいっていうのかよ」へと、ぼくの感情はそんなふうに動いていない。

「なーんだ、日本人はいないんだ。じゃあ大したニュースじゃないな」という、落胆のような気持ちを感じてると、そう気づきました。

日本人がいればニュースバリューは高くなりますよね。いなければそこで終りだけど、いれば続報があります。現地へ向かう遺族、関係者のコメント、故人の従事していた仕事、云々。しばらくそれで盛り上がることができます。

人が死んだ時の心の振れ幅って、まず自分の直接の知人(親族とかも含む)、それから有名人、そして無関係な日本人、それ以外、そんな順番だと思います。別に外人は死んでもいいってことじゃなくて、それが自分の知人だったらやっぱり動揺するし、有名人なら気にはなる。要は単に自分との距離感、それだけだと思うんです。

しかし、私が思うにあの表現は
家族や知り合いが現地に行っている人に、
日本人がいないと言う事は、私の家族は無事なのだな、
と安心させるためのメッセージだと思うので、
別に問題ないと思うのですが、
皆さんはどのようにお考えでしょうか?


回答を投稿される皆様は心がお美しくていらっしゃる。でもぼくはこうお考えでした。しかしここまで書いてまたふと思ったんですけど、以前に同じことをすでに日記に書いている気がする! うん、多分書いてるな。