すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ブラック居酒屋はなにがだめなんだっけ

 ちなみに同番組では決勝スピーチの様子が放送されたのだが、料理の味や接客技術を競うのではなく、「感動」や「笑顔」「仲間」「感謝」といったポジティブなキーワードで彩られた「居酒屋で働く夢や希望を語る」プレゼンテーションを評価するものであり、スピーチの様子を仲間の店員たちが涙ぐみながら応援している様子が「カルト的」といった印象を持たれてしまったようだ。


引用部はまぁどうでもいいのですけれど、記事タイトルがいいなぁと思って。

ブラック居酒屋に「やりがい」を感じ、搾取される従業員? 経営者目線を押しつけ、美辞麗句でダマす


うんワタミ。そうですねワタミ。一度も入ったことない気がするのでいずれ一人飲みをしてみたいです。それはそれで、じゃーなんで意識高い店員を養成してやりがい搾取すんのはいけないんだっけ、ってハナシなんですが。

 確かに異様に感じた人もいようが、それもまた価値観だ。ひとによって長時間労働は苦痛かもしれないが、参加した人にとってはやりがいを感じる職場であり、仕事なのである。薄給でハードワークであろうが、自分なりのモチベーションとプライドを持って働く姿勢自体を批判すべきではない。


上のような意見もある。本人が良ければそれでいいんじゃんっていう。って言うと「自分さえ良ければいいのかよ」的批判が出てくるんだけど、居酒屋店員のケースでは自分だけでなく周り(客)も気持ちよく安く飲めて、本人は別に誰に迷惑掛けてるわけでもないしいいんじゃないの。

そーやって薄給で長時間働かせるのを認めることが日本の労働環境に云々ってのも、それはあるかもしれないけどちょっと遠いなって思う。これ多分後付の意見だろうな。

経営者か? 経営者がワカモノ騙してうまい汁吸ってそうなのが気に食わん、ってことなのか? でもワタミとか見るとあれ本気なんじゃないのってふうに見えますよね。気が狂ってるのか、自分を完璧に騙してるのかわからないけど、あの人は自分の正しさを疑ってないように見える。悪いことしてるとはカケラも思ってなさそう。

ん、ちょっと見えたかな。「経営者がワカモノ騙してうまい汁吸ってそうなのが気に食わん」のうちの、"経営者とワカモノの格差"でも"うまい汁"でもない、"騙す"、ここだけがもしかして問題なんじゃないだろうか。騙してはいけない。だからぼくも、店員がそれでよい(というか、これこそがいい)と思ってるなら、ワタミが本気で言ってるんなら、それでよしと言いたくなるんじゃないか?

どうなんでしょうか。でも、ブラック居酒屋を宗教くせえとか批判しといてその根拠が「騙してはいけない」だとしたら、ちょっと笑える気もしますね。だって「騙してはいけない」ってそれ宗教そのものじゃないですか。あらゆる宗教の戒律に「騙すなかれ」は存在する。まぁ宗教なんてなくても騙してはいけないんだよって言えるかもしれないってのはありますが。