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すべての夢のたび。

1日1記事の雑記ブログ

シンシンが飛ぶ

宮崎駿監督の最後の長編アニメ映画「風立ちぬ」、そして百田尚樹原作の「永遠の0(ゼロ)」の興行ヒットで、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)への人々の関心や哀愁の念が高まっている。そんな中で、日本人の心をさらに引きつけそうな呼び名を持つ「平成のゼロ戦」が今年中に登場する。
将来の国産ステルス戦闘機の試作機となっている「先進技術実証機」(通称・心神=しんしん)が、年内に初飛行するのだ。小野寺五典防衛相が4月10日の参議院外交防衛委員会で、心神の今年中の初飛行を改めて明言した。


心神は日本が開発中というか技術実証中のステルス機です。話聞いたのはだいぶ前で、ほんとに飛ぶんかな、モックで終わるんじゃないのかなと思ってたんですが、今年中には飛ばしたいと。また右傾化云々言われるんだろうな。近所の国のほうがよほど右傾化というか、毎年防衛費増やし続けてるのにね。

それはそれとしてこの命名です。艦これでも再確認しましたけれど、日本人はやはり漢字のネーミングにグッとくるわけじゃないですか。まーでも飛行機はアメリカ製のばっかりだったからカタカナだったり記号だったりしたわけですけど、そこへ来て「心神」ですよ。山でも川でも国でもない。まぁ大戦中の飛行機もそうか、烈風とか紫電とか。

でもその中でも心神はかなり異色というか、名前に"神"が入ってるなんてキてるというよりイッちゃってる。しかももう1文字は"心"ですよ。これどういう意味なんですかねぇ、と思ったら、今回の記事には解説がありました。

近代日本画壇の巨匠である横山大観が、富士山を日本の「心神」と呼んでおり、富士山の絵を、多く描いたことで知られる。たとえば、1954(昭和29)年5月6日付の朝日新聞の記事の中で、横山は次のように富士山について述べている。「古い本に富士を『心神』とよんでいる。心神とは魂のことだが、私の富士観といったものも、つまりはこの言葉に言いつくされている。・・・(エベレスト)は世界最高の山だけに、さすがに壮大で立派だった。・・・素晴らしい壮大な山だとは思ったが、富士を仰ぐ時のような、なんというか清々とした感情はわかなかった。富士は、そういう意味でも、たしかに日本の魂だと、その時も思ったことだ」。

つまり、心神という名称には、「日本の魂」という思いが込められているようだ。


心神とは富士であり日本の魂のことである、と。なるほど。そういう思いの込められた名前なんですね。背負うものがデカそうだ。どうか無事飛んでいただきたいものです。