すべての夢のたび。

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なぜ「人を殺してはいけない」と言うのか

件の質問が妙にウケて、びっくりですがアンテナ被登録数が10ほど増えました。えー?って感じです。期待には応えられない気がするので、いつものペースで行きます。

でもって「人を殺してはいけない理由」ではなく、「人を殺してはいけないと主張する理由」です。


まえいっぺん使ったネタですが、殺人にも3種類あります。

  1. 誰かがわたしを殺すこと
  2. わたしが誰かを殺すこと
  3. 誰かが誰かを殺すこと

自殺はおいとく。で、3番はどうでもいい。2番は、わたしの選択なので、これも問題ない。問題なのは1番です。これは、禁止し、命令として布告しなくてはいけない。「お前たちはわたしを殺してはいけない」と言うことになります。しかし、わたしはわたしにとっては特別なのですが、誰かにとっては誰かのうちの1人に過ぎません。特別扱いする理由はない。だから、わたしの身の安全のためには、禁止命令を一般化して流布させる必要があります。そして「(人は)人を殺してはいけない」となる。いけない理由はよくわからないのだけど、とにかくそうなる。


こんなふうですので、「人を殺してはいけない」と言う人の中にも、上記2番や3番がOKの人は普通に混じっています。いわゆる善人といわゆる悪人の主張内容が一致するケースがあるわけです。「みんな、頑張ろうよ!」って言っておいて自分だけ手を抜くのが一番おいしいわけですから。