すべての夢のたび。

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てきとうクールビズ

 電気事業連合会は16日、ノーネクタイなどの軽装運動「クールビズ」によって、6〜8月にかけて電力10社合計で7.9万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果があった、との試算を発表した。約1万4000世帯の年間排出量に相当する。販売電力量は2億1000万キロワット時減る節電効果があったという。


てな記事があったんですけど、「8万トンのCO2を削減」って言われてもよーわからんわけですよ。一応「14000世帯の年間排出量」とか書いてあるけど。で、先日「駅すぱあとの次期バージョンはCO2排出量も表示」って記事を見かけたので、あそこに出てた情報を使ってみる。

その記事によると、東京・大阪間を乗用車で移動すると、95KgのCO2を排出するらしい。めんどくさいのでいきなり0.1トンってことにします。すると8万トンのCO2を排出するには、80万台の車が東京・大阪間を走ればいいわけです。

んで次に、東名高速の交通量を調べるために、国土交通省のページへ行ってみます。やや古の平成11年度データしかありませんでしたが、一番混んでる「横浜町田IC〜厚木IC間」で、平日昼間12時間の間に約8万台の交通量があるそうです。80万と8万。なんか妙に計算に都合いい数字です。

で、超おおざっぱに考えます。車は夜も走るから1日の交通量はもっと多いだろうし、車は乗用車だけじゃないから排出されてるCO2ももっと多いだろう。しかし、たぶん、東名高速・名神高速の間で一番交通量が多いのはこのへんで、平均値はもっと少ないだろう。つーと、「今年のクールビズは、10日間ほど東名高速・名神高速を通行止めにしたくらいの効果」って言っちゃっても、そんなに大きく外してないのかなーって思います。(他に流れるとか言わない)

(実際は大きく外してる可能性はあります。駅すぱあとのいうCO2排出量は「1人当りの」ということになっており、乗用車に平均何人乗っていることになっているのかはわかりません。乗用車1台あたりのCO2排出量がもっと大きければ、通行止め換算の効果量はもっと少ないことになるでしょう)


というわけで、クールビズ効果を自動車の排出CO2量で換算してみましたが、やっぱりピンとこないわけです(ぉぃ)。多いのか少ないのか? だいたいCO2を「トン」で表す、ってのがそもそもわかんなくなる原因ですかね。「これだけの広さの森林1年分!」とかのほうがよかったか。でももう面倒だから計算はいいや。