すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

義手萌え

Engadget Japanese より サイバーハンド:触覚も反射もあるロボット義手


こういうの楽しみですよねー。どんどんやってほしい。なんなら協力しますが?


わたしたちが「何かを掴む」とき、「ここにある何かを掴んだ」と感じます。それは、「何か」についての触覚を得るのと同時に、自らの腕の存在を感じるからです(まぁこれらも多くは触覚ですが)。腕の重さや、筋肉の動き、皮膚を撫でる風の存在などを、「何か」を掴んだときの触覚と同時に感知している。ところが、このサイバーハンドでは、純粋に手先の触覚しかないわけですよ(イラストでは腕はありますけどね)。それ、どういうふうに感じるんでしょうね。たとえばこれはもちろん電気を使って神経へ信号を送ってるんだから、「手」の部分はここになくてもいいわけです。信号さえ送れるなら、どっか遠くの実験室にあってもいい。その時、脳は何かを掴んだ「手」の場所をどこと感じるのか。……やっぱり「ここ」かなぁ。「ここ感」が拡張されるんだろうか。

感覚遮断とかやってるくらいだからこの手の話は好きです。むしろ、感覚遮断とかやってる割にわかってないとも言えます(すみません)。


そもそも「ここ感」はどうやって生成されているんだろう。視覚聴覚触覚といった複数の知覚のシンクロが「ここ感」を強化する、というのはあるような気がする(理由:ヘッドホンをして歩いてる人は、なんかふらふらしてるし、人を避けるのが下手だ)。何かを掴んで触覚を得、それを目でも見る。音がしていれば耳でも聞く。視覚の割合は大きいだろうなぁ。生まれつき目の見えない人の自己身体イメージとかいったいどんなふうなんだろう。とか思うんですが、実は目の見えない人のほうが世界をちゃんと感じてるんじゃないか、とも考えられる。聴覚と触覚は360度の全球だから。視覚は前方180度(もないけど)の半球しかないくせに優先度が高いですから。そのうえ視覚情報の処理は重いんでこっちにパワーを割かれてしまって世界をちゃんと感じられてないんじゃないか? フィクションでもよく目を閉じて「そこだッ!」とかやってますし。エッチするときも女の子とか目を閉じますし。それはちょっと違うんじゃない? いや違くないって。え〜そぅお?