すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

気になる。気になるが、まぁどうでもいい。

昨日今日で検索ワード「松下明夫」で80件ほどのアクセスがありました(次点は「藤咲かりん」で30件)。麻原裁判の進行を故意に遅らせたとのことで高裁が控訴審担当弁護士を処分請求・懲戒請求した、とかいうニュースの影響ですね。TVを持ってないのでわからないのですが、どうなんでしょう、世間的にはやはり「弁護団が悪い」という論調なのでしょうか?

ぼくは以前書いたエントリ(これこれ)の通り、どうもこの裁判はインチキくさいなーと思っています。まぁどのへんでそう思うのかはエントリを見ていただくとして。でも、例えば精神鑑定で、弁護側は独自に5人の精神科医に鑑定を依頼し、その全員が「訴訟能力に疑問」としているのに対し、裁判所側が依頼した精神科医はたった1人、鑑定結果は「訴訟能力あり」、しかも当初は医師の名前を伏せられていた、ってこれだけでももう限りなくアヤシイじゃないですか。おそらくこの辺のことはきっとそれほど報道されてないのでしょうね。

故意に遅らせた、ってもさー、弁護士のひとがアサハラをかばっていったい何の得があるのさ、と思うわけです。今回のニュースのように弁護士生命に関わることになるどころか、下手すりゃほんとの生命の危険さえあるんじゃないのかと思う。それでもなお「裁判の継続は不可能」って訴え続けるとしたら、その動機は、正しい手続きを踏んで裁判がなされること、正義が遂行されること、ただそれだけを望んでいる。そのぐらいしかないんじゃないかなぁと思います。

とは思うんですけど、しかし。自分の身に置き換えられる「それでもボクはやってない」は共感を得られても、アサハラはやってる、まっクロ、しかも極悪、ですからね。「多少裁判がアレでもいいんじゃない……」、このあたりが世間様の感覚なのではないかなぁと想像します。国はもちろん自分にとっての“脅威”は排除したいわけで、その目的に叶うなら法的手続きなんか出来る限りショートカットしたいわけです。そして今回は「いけそうだ」というふうに空気を読んだのではないかと思う。

気になるのは、裁判(つーか死刑執行)をそんなに急ぐ理由は“脅威”の他にもなにかあるんじゃないの?ってぐらいですが(「陰謀である!」)、でも、もしそういうことが本当にあったとしても、当面は明らかになることはなさそうですね。