すべての夢のたび。

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リアル書店がこの先生きのこるには

 三省堂書店は8月9日、海外の学術書や長期品切れの書籍などを店頭で印刷・製本して販売するサービス「三省堂書店オンデマンド」を、神保町本店(東京都千代田区)で今秋に始めると発表した。「電子書籍時代の書籍流通のあり方への新しい提案」としており、日本の書籍の海外流通にもつなげる。
 店頭でメニューリストから書籍を選び、1冊から注文できる。10分ほどで印刷・製本し、その場で客に手渡すのが特徴。長期品切れの書籍や、洋書・大活字本などの流通量の少ない書籍を手に入れやすくする。


毎週行ってますところの三省堂書店神保町本店ですが、「その場で印刷・製本」サービスを始めるらしい。記事読むととりあえずは海外のものからのようだけど、日本の本も対応するようです。

しかし、ふつうに考えるのは「データのままでも売ってくれ」ということでしょうか。だってそれ、KindleやiPadで読みたい人はもっぺん裁断してスキャンしなおせと? それはないわなー、と思うわけです。まだ詳細が発表されてないので詳しい販売形態はわかりませんが。

これも理想を言えば、例えば紙の本を買ったならプラス何百円かでテキストデータも入手可能とか、電子書籍を買ったなら同じ本を紙で買うときちょっと割り引いてくれるとか、そんなふうになるといいですね。でもそうなると、そもそも「1冊」ってどういう意味なんだっけ?ってことにもなりそうですけれども。

今売っているユリイカの特集「電子書籍を読む!」の冒頭で、京極夏彦さんが「紙の本は絶対になくならない」って言っていて、最初はえー?と思っていたけど、読んでいくうちに結構説得されました。いろんな形で、紙は残る。人間が完全に電脳世界に移住します、とでもならない限りは紙の本はどんな形でか残っていくんじゃないかと思います。