すべての夢のたび。

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「ビっ子さん好きな理由」とは


これ読んで引っ掛かってるんで思ってるところを書く。の前に説明、「ビっ子さん」についてはだいぶ前にも書いたけど、イラストレーター吉田音さんのキャラで、右目と左足がない女の子だ。


さてぼくはHEN-TAIなんで、まず吉田さんの描かれたイラスト群を見て、そのビジュアルから彼女を好きになった。欠損だけじゃなくて傷痕がケロイドになってるのもいい。キャラクターとかはさ、その時点では、イラストに添えられたいくつかのセリフと、彼女の表情や振舞いとかその辺からしか伺い知れない。後に吉田さんの同人誌で彼女が出てくる漫画を読んで、なるほどこういう性格かー、というのは判ったけれど。

で、さ。「目と足が無いから好きじゃなくて、彼女のキャラクターが好きで、その彼女が目と足が無かっただけ」って、なんかなー。どうして、性格も身体(とその欠損)も、内も外も、両方好きじゃいけないわけ……? なんか言い訳くさいんだよね、見た目への言及を忌避するのは。ほら、「人は内面だ」っていう(外面の伴わない人の最後の砦的な)アレですよ。

また、彼女の大きな欠損は、過去の大きなドラマの存在を感じさせるわけで、それはきっと性格形成に深く影響している(はず)。結局、内と外って切り離せないものでしょう? あの傷痕なくして彼女なし、なんだと思う。だいたい名前からしてソレだし。


ぼくは小学生のころ、時分の腕とかが無かったりしたらカッコいいな、と思っていた。小学生のうちから中二病だったわけだ。もし事故で取れちゃったりしたらそれ家に持って帰っていいのかな?だってぼくのでしょ?とか考えていた(剥製にでもするのかまさか食べるつもりなのか)。その、傷/欠損カッコいい的な感覚が女の子に投影されると、可愛い/SEXYだ、になっているんじゃないかと思う。

まぁこういうHEN-TAIな感覚をリアルで口にしたらドン引きされるのだろうけど。果たして手が足が目がない女の子に、手が足が目がないからこそ貴女は魅力的なんですよ、と言えるだろうか。あまり受け入れてもらえるとは思えない(が、アメリカではこの手の趣味にちゃんと名前が付いている)。もちろん、二次だと結構だけど実際三次だとどうかねぇ……という部分もある。

もうひとつ、欠損が魅力的に見えるのは、ロリコンと同じ構造というか、庇護欲を掻き立てられる、という面もある気がする。庇護ってより、ロリコンの、同い年の女性には相手にされないし怖いけどこのくらいの子なら、みたいな感覚か。そう、欠けてる子とならぼくは釣り合うのだ。貴女は体が欠けてるんだからぼくも心が欠けてるけど大目に見てよね、ということだろう。


そういったところがなんかね、最初のツイートの人はフタされてる気がする。いや、ほんとにね、仰るとおりキャラクターから好きになったのかも知れないですよ? でも、じゃあ、同じキャラ同じ顔で目も足も揃ってる子が現れたらどっち選ぶんでしょうね、ってことですよ。しちめんどくせえ障害のない方を選ぶんだろうか。それとも、キミの目に足になってあげるよ、という方を選ぶんだろうか? ぼくは幸いにして、そういう偽善っぽいことをいちいち口にしなくても、元から変態なおかげでビっ子さんのほうを選ぶことができるわけですよ。変態BANZAIだね。

それと、欠損は、「ない」ってわけじゃない。欠損が「ある」んですよ。傷口がある。ただでさえ充分可愛いのに、普通の子にはない傷口や切断面までをも彼女は持っているわけで、それが魅力にならないはずはないでしょう。SEXするときは絶対ケロイド舐めさせてもらいますよ。嫌がられるかなw