すべての夢のたび。

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ハードが欲しいわけじゃない

 ソニーは、電子書籍端末「Reader」の新モデルとして、Wi-Fi対応の「PRS-T1」を10月20日より、3G+Wi-Fi対応の「PRS-G1」を11月25日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は前者が20,000円前後、後者が26,000円前後。

 電子ペーパーを採用する電子書籍端末。電子ペーパー回りのハードウェアは既存製品を踏襲するが、ユーザーインターフェイスを改良し、3Gに対応するモデルも追加した。なお、既存製品は当面併売する。


SONY Readerの新しいのが出るようです。今回のウリは、3Gモデルが存在することでしょうね。どこからでもオンラインで即、本の購入が可能。とはいえ、Amazon Kindleではとっくの昔から実現されていた機能です。

ぼくは今回のは買わないでしょうね。ていうか、初代のやつ、わざわざ銀座まで実機の展示を見にいって予約して、発売と同時に入手したやつも、ほとんど使わなかった。理由は簡単で、とにかく読むものがないからです。ぼくはSONY Readerで読みたいのではなく、本が読みたいのです。読みたい本がストアにないんじゃどうしようもない。確か無理に2-3冊購入して、そこらで諦めた気がします。

いわゆる自炊をぼくは否定しませんが、個人的にはあんなこと面倒でやってられません。ただ本が読みたいだけなのにそんな手間と時間を掛けられない。ぼくだけの特殊な環境ですが、神保町や秋葉原まで歩いて行けばAmazonで買うより速く本が手に入ったりするわけです。しかしそこから自炊なんて始めた日にゃそのアドバンテージが無効になる。さっと買ってすぐ読めるのがいいのです。

既に購入した本を自炊するってのはアリだと思います。本はとにかく場所を取るので。しかし、その場合に気になるのはReaderの表示品質です。正直800×600はないわ。最初から電子書籍として販売されているものならいいですが、スキャンしたものはこの解像度では厳しい。漫画も売ってるようですけど、吹き出しの字も潰れて読みにくかったし、なによりペンタッチがまともに再現できないのは作者に対する冒涜の気がします。解像度は最低でも倍は欲しいですね。そしてできれば画面ももっと大きい方がいい。

去年とかはもう、いまにも電子書籍が普及するような空気に煽られていましたけど、1年たって状況はほとんど変わってないというか。Amazonも来ないし。むしろ悪化してます? GALAPAGOSも後退したし。今回のReaderはアップデートでEPUB3に対応するらしいですけど、そこは期待してるんですけど、そういうのより、ストア乱立をなんとかしろと。あの店で売ってる本はこの端末では読めませんとか、そういうふざけた状況を改善してほしいです。いつか端末の販売が終了したら二度と読めないデータを抱え込むことになるのではないか。そういう不安を抱えたまま電子書籍を買う気にはなれませんね。