すべての夢のたび。

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『はやぶさ/HAYABUSA』観てきた

はやぶさの映画は3本作られるらしいですが、最初に公開されることになったのがこれです。ぼくは映画化には懐疑的だったんですが、公開初日(昨日)に観てきた人たちの感想が非常に肯定的だったため、今日行ってきました。結果、とても満足しています。お薦めしたい。



ストーリーは、まぁいいですよね。はやぶさの打ち上げ前から帰還までです。事実に基づくフィクションとして作られています。主人公の水沢恵(竹内結子)はJAXAスタッフの何人かをミックスした造形らしいですが、他のメインキャストはほとんど実在のモデルがいる。特に佐野史郎演じる川淵幸一は、はやぶさプロジェクトマネージャーのJAXA川口淳一郎氏に見た目から似過ぎのレベル(パンフレットに2人並んだ写真が載ってます)。

もちろん映画のクライマックスははやぶさの再突入なんですが、ご存知のようにはやぶさの旅路はそれまでにも数々のトラブルに見舞われているわけです。しかしそもそも、当たり前ですが、探査機はまず打ち上げられねばならない。その最初の大イベントに至るまでの困難な過程が非常にしっかり描かれているんです。失敗に終わった火星探査機のぞみのエピソードを挟んだのが良かったですね。あれでグッと、見てるこちら側の気持ちが映画に入り込めた。それ以降なにか事があるたびにぽろぽろ泣きながら見てた気がしますw

打ち上げから追っかけてるようなマニアの人には、事実との差異が気になってしまうかも知れませんが(実際に起きたトラブルの数は映画で描かれてるより多いのです!)、ぼくみたいな"にわか"の人なら満足できる映画であることは間違いないと思います。アメリカ主要都市での公開も決まったようです。NASAに対抗意識燃やしてるセリフが何ヶ所かあったけど、そこは笑って見逃してもらえるといいなw

残るはやぶさ映画2本、1本は藤原竜也主演……。なんだそれw 藤原竜也が好きで映画観に行くような人たちへのJAXAの広報活動と考えればいいのか。もう1本は、今回の映画で佐野史郎が演じたJAXA川口氏を渡辺謙が演じる! これはこれで熱い映画になりそうですね。