1945年、第二次世界大戦終結の最後の瞬間に月の裏側に逃げ延びたナチス残党たちは70年の歳月をかけてその科学技術力を結集、ついに空飛ぶ円盤による大編隊軍団と超巨大宇宙要塞が完成、そして2018年、月面のナチス総統はアメリカの月面着陸計画によってナチス宇宙基地の存在が発覚したのを契機に計画を早め、最終調査のために地球へナチス党員を派遣、UFO軍団がついに積年の復讐を遂げるために地球に向けて出撃する……というとんでもないストーリーを本当に映画化して完成させてしまったのが「Iron Sky」です。2012年4月4日にフィンランドとノルウェーを皮切りに公開となっています。
だいぶ前にGIGAZINEで紹介されて、これは絶対観たいだろ、と思っていた映画『アイアン・スカイ』、いつの間にか上映予定が決まっており(しかも上映館多い)、そして予告編も日本語化されておりました。
GIGAZINEによると制作費は750万ユーロ(8.3億円)とされており、アベンジャーズが2.2億ドル(175億円)なのと比べると超々低予算映画っぽいですね。しかし予告編見る限りかなりいいセン行ってるような気がするなぁ。
アベンジャーズは「日本よ、これが映画だ」って上から目線のキャッチコピーとか、製作者が日本のCG技術の未熟さを批判したりして話題になってますけど、この予算の差はどうですかね。ある意味金掛けりゃ良い物作ってあたりまえだし、それより投資額に見合った内容になってるんですかね？ どっち観たいか聞かれたらふつうにアイアン・スカイのほうだよなぁ。大気圏に突入する大量のナチスの円盤、そしてそれを地上から見上げてるシーンは思わずワクテカですよね。
というわけで来月末、観てきたいと思ってます。ていうかこれちゃんとヨーロッパで公開できたのだろうか？ まぁドイツは無理として……と思ったら、ベルリン国際映画祭で上映されたらしいw アリなんだろうか？ って、ヘルシングやムダヅモ無き改革はアリらしいからいいのか？
