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平行世界が収束する

【物理】平行世界説について考えてたらヤバいことになった 宇宙&物理2chまとめ


世界はただ可能性のままに分岐するだけだろうか? 平行世界が逆に収束することだってあるのではないだろうか?

Aの未来であるA'と、Bの未来であるB'がじつは同じものである、ということはありえるだろう。たとえば将棋やチェスで考えてみてほしい。異なった進行をしていた2つの対局が、ある時点でまったく同じ駒の配置になるというケースはどうか。特に、終盤となってからはそういうことが発生してもおかしくはないだろう。

宇宙でも同じだ。宇宙の終盤、可能性のままに分岐するかと思われていた宇宙が、熱的死を迎える。あるいはビッグクランチを迎える。そのときすべての世界線がひとつに収束する。

ライフゲームで考えてみる。広がったセル空間にランダムにドットを配置し、世代を進めてみる。多くの場合、ある時点でドットのパターンが固定化する。あるいはすべてのドットが空間から消え失せるかもしれない。この時、真っ白になった(あるいはパターン固定化した)セルの空間は履歴を持っていないということに注目してほしい。

どういうことかというと、「次の一手」が全面真っ白になってしまうドットのパターンは無数にあるが、全面真っ白になってしまってからではどのパターンからそうなったのかわからない、ということだ。収束した世界はどこにも履歴をもっていない。

宇宙でも同じである。熱的死を迎えた、あるいはビッグクランチを迎えた宇宙は、なんの情報ももっていない。世界はその最後に、なにも起きなかったのと同じ状態になる。なにかが起きたことと、なにかが起きなかったことが同じことになる。あなたが、なにをしても、なにを作っても、世界にはなにも残らない。言葉の真の意味でなにも残らない。

たとえモノがなくなっても事実は残るとかそういう話ではない。事実すら消え失せるのだ。どうであったのか、そうであったのか、誰にもわからなくなるということだ。

それでもあなたが可能性を信じ分岐を作り続けることにまだ意味を感じるなら、それは世界の外側というありえない場所に視点を置いて俯瞰しているのだ。世界の外側を仮定すること、それはすでに信仰である。