すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

Artificial Holiness 人工神性

職業プログラマになる前の3つの野望? 思い出したので書いてみます。

  • 人工知能を作る。
  • プログラム言語で詩を書く。
  • 神をプログラミングする。


「人工知能を作る」
マジ系なものはまーだまだ実現遠そうですけど、わたしが欲しかったモノはそんなんじゃなくて、もっとこう、「ちょっといい会話プログラム」程度のもの。ジャンル限定・時間限定・相手が友好的な状況でのテューリングテストをパスできるくらいのもの。たとえば、出会い系チャットのサクラを10分程度こなすとかですね。そんなのAIって呼びたくない? Googleを知識ベースとして使うのはどうでしょう。入力した会話文を分解、要素でGoogleを検索、それらしい会話文を拾えたら加工して出力するのです。というかGoogleってなんかエシュロンとツルんでたりしませんかね。Gmailとかどうなんだ? あと、友好的な相手との対話なら、実は発言順は関係ないケースがあるんじゃないかと。プログラムと人が交互に喋るような状況で、プログラムが2回連続して発言しても、その後で人が「順番的にプログラムが喋るはずだった」内容を引き取って、立場が入れ替わって会話が続くような気がする。たとえば昔見たTVの話とか、どっちが何を話してもいいじゃないですか。プログラムがそんな話するのか知りませんが(笑)。話されているテーマをなるべくずらさない、ってのが難しいかな。


「プログラム言語で詩を書く」
詩を出力するプログラムを作成するのではありません。たとえばC言語で詩を書いてみる。美しいアルゴリズムとか、ありますよね。数学者の人も数学の美しさについてよく語っている。じゃ、美しい以上のものはないのか? 読んだ後なんか楽しい感じがするプログラムとか、悲しくなるプログラムは書けないのか? なんか、書けそうな気はすごくするんだけど、書いてもほとんどの人に解ってもらえなそうっていうか、労多くして功少なしって気がするので、もうこれはいいや(笑)。


「神をプログラミングする」
2つの意味があります。ひとつめは「人工知能を超えたものを作る」。やー、人工知能さえできてないのに無謀ですね(笑)。でもなんとなく、うっかりできちゃいそうな気がするんですよ(わたしが作るんじゃないですが)。というのは、まず、人工知能を「プログラミング」で作ったとしたら、どう動くかはプログラムを組んだ人間は把握しているわけで、人間知性からしたらはるか下の、なんかつまんないものにしかならないんじゃないか。だから、なんだか「どう動くのかわからない」ブラックボックス的なものを、人工知能には組み込む必要があると思うんです。すると、思考の経過はわからないんだけど、なんかそれらしいことを言うプログラムができる。考えている過程はさっぱり見えないのだけど、妙に高速だし、自己を更新してどんどん先へ行くような、そういうのができちゃわないかと。なんとなく人工知能って、人間と同じようなのはできないという予感。下か、上(かどっかずっと遠いとこ)になるんじゃないかな〜。

もうひとつ、こちらは継続中の野望(ただし、なんか実際作ってるわけじゃなく、ぼんやりイメージしてるだけですが)。「プログラムに聖性を付与する」。聖なるアプリケーションを作る(笑)。たとえばですね、おばあさんがそのアプリを起動して、モニタを拝んで、終了する(笑)。あ、ウインドウに仏壇の絵が表示されて、マウスで線香に火をつけて立てるんじゃないですよ? そういうのじゃなくてね。人間は何に対して「聖」性を感じるのか、それを抽出してコンピュータに与えたい。「邪」はありますよ。まえに紹介したけどこのページ(http://www.niceday-fineday.org/)とかすごく邪(見る人注意してね)。これができるんなら「聖」もできるはずだと思う。でも、オンライン寺院とかオンライン墓参りとかは、ぜんっぜんダメですけどね(笑)。あれはなんで、あんなに「ありがたみ」がないんでしょうね。不思議。そういう既存宗教などのイコンに寄らないで、独立して聖性を提示できないか。パワーストーンみたいな? お守りみたいな? ちょっとの聖性でいいんですよ、なんかありがたいな、ちょっと「ぺこり」ってやりたくなるな、程度のプログラム。新しく建立されたお社とか、最初からすごい「聖」なわけじゃないじゃないですか。でも人が来て、拝んで、その行為がお社に聖性を与えていく。聖性が増えれば、さらに人が集まる。というフィードバックで、だんだん「ありがたみ」が増していく。だからブートアップするのに必要な最低限の聖性をプログラムに与えられればいいと思う。光と音のパターンでなんかできそうですけどね〜。携帯電話にダウンロードできたりしたら楽しいですね(笑)。