すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

全開で行こう。

さて、今日は気分的に飛ばし気味でいってみたいと思います。


「おれはおまえのパパじゃない」はコメント欄がありません。これは「あー、自分ちでレスしてトラックバック打てってことなんだな」とすぐ理解できました。それはテラヤマアニさんの考えなので、いいわるいは言わないし言えない。当ブログはコメント欄があります。これは「コメントくれ」という意味であり、それ以上ではあるがそれ以下ではないです。当ブログの運営ポリシーを見て欲しいのですけど、見ると「見なくていい」と書いてあるので、せっかくだからこっちに一部引用すると、

  • 「当ブログについては、閲覧・コメント・リンク・引用・トラックバック・その他すべて自由です」
  • 当ブログ上の文章・画像等は、営利・非営利を問わず、自由に引用・転載・複製・流用・改変・出版等、していただいてかまいません。
  • 当ブログをあなたが閲覧し、また当ブログにあなたに無関係でない記事が掲載され、その結果発生したあらゆる事象について、わたしは一切の責任を負う準備があります。

こんな塩梅です。これをわたしは勝手に「全開系ポリシー」と呼んでいます。特にトラックバックについてお薦めなのは「勝手トラックバック」です。トラックバックはツールを使えば第三者でも打てるので、どこかでわたし(みちアキ)の好みそうな記事を見つけた人は、そのURLを勝手に当ブログに向けてトラックバックしてください。必ずや、みちアキがそれに付いてレス記事を書くでありましょう(で、その後にTB削除をするでありましょう)。もし気に入らない記事だったら、必ずや、単にTBを削除して知らんぷりを決め込むでありましょう。もしトラブルになったらわたしが頭を下げに行く所存です。


なんでここまで全開で、記事の引用流用改変まで自由か? 要するに反応が欲しいのです。ありとあらゆる意味で。そして、ここに、ありとあらゆる「はてなへの要望」を吸い上げたいはてなの社長近藤淳也さんがいます。「予測市場で要望を吸い上げる」

どうして近藤さんが要望吸い上げにここまでこだわるのかそれはわからないけど、はてなが「全開系Webサービス」であることと無関係ではないだろうと思います。取締役梅田望夫さんの日記より。「何でもオープンにすることについて」

こういう重要な内部事情をどんどん外に向けてオープンにしていく発想が、はてなのユニークネスの中で最も不思議なところである。これは容易に真似できることではない。ある種の狂気と言ってもいい。
だいたいなぁ、ある機能を実装するのにどれだけ工数がかかったのかというようなことは秘匿すべき内容だ、というのが旧来型の常識なんだよ。
読んでいてはらはらする。
それが正直なところである。
でもそれは、そう骨髄反射してしまう僕のほうが古臭くて間違っているのだ、とあるときから考えることにした。


また、CTO伊藤直也さんの日記。「隠さなくていいものは隠したってしょうがない」

なので、知られてしまったら競争優位性が失われてしまうなんてものは、もともと競争優位性としては脆すぎるのであり、それを企業の中に隠し持っていたって、あっという間に突き崩されてしまうんでしょう。そんなものを内に秘めておくよりは、自分たちなりのやり方をオープンにして世の中に還元したり、知ってもらったりして、その上で自分たちに興味を持ってもらえるほうが、遥かに価値がある行動だと思います。


こんな具合です。まったく惚れ惚れするじゃないですか。こういうことを言うと必ず「みんながオープンにならなくては意味がない」「大企業になってもそれはできると思うか?」などと言いだす人らがいて、毎度毎度GEN-NARIさせられます。クソ食らえです。クソ食らえではちょっと当ブログの品位が落ちるので丁寧に言い直すと「あ、よろしかったら、わたしの排泄物でもお召し上がりになりますか?」ではどうでしょう? こういう人らは、一見、改革者を心配し案じているように見えますけど、実態は無自覚な抵抗勢力であり敵であり足引っ張りなんですけどね。TV版の宇宙戦艦ヤマトの主題歌を歌っていいでしょうか、2番ね。サビのとこね。「誰かぁ〜がこれを〜〜 やらねぇ〜ばならぬぅ〜〜 期待の〜人ぉがぁ〜 俺た〜ちな〜ら〜あ〜ばぁあぁあぁあっ」 誰かがやらなかったら、誰もやらないのです。当たり前だけど。誰かがやらねばならぬ。やらねばならぬのです。やろうとしてる人がいるのに、足引っ張んなと申し上げたいです。でもなんかこういう崇高な決意とか悲壮な覚悟をもってはてなスタッフはオープン化に向けて突っ走ってるわけでは、たぶんない。いやそうかもしんないけどむしろきっとこっち。さっきの歌詞のちょっと手前はこうなってます。「地球を救う 使命を帯びて 戦う男 もえるロマン」 ロマンかよ! ロマンでイスカンダルくんだりまで行ったのかヤマトは!って感じですけど、はてなを駆動してるのもきっと男のロマンだと思う。これが梅田さんの言う「狂気」の正体である。ほんとうか。だから社長夫人の近藤令子さんは森雪である。これで話が合います。ていうかさっきから若い人が付いてきてないような気がするんですけど、もし将来ジャパニメーション史が学校の授業で教えられるようになったら、ここ必須ですから!


冗談はさておき(おい)、「全開系Webサービス」に載せるにはもちろん、「全開系ポリシー」の日記のほうが「ガチガチ系ポリシー」のそれより相性が良いでしょう、たぶん。みんなが、オープンになって、自由になれば、風通しが良くなり、抵抗値が減り、回転数が上がる。でも誰かが始めないといけない。というわけで、うちは全開系にしました。人は押されて動くのではないのです。引っ張られて動くのです。なにかに。