すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

今日もまた、死について考える。

id:kasugahiro:20050708さんよりTBをいただきました。

朝起きてふと、一度「死んでみたい」と思ったことがある。
オソロシイ考え?
でも「死にたくは無い」です。
死んだら終わりなので、死にたくは無い。
死の先に何があるのかという素朴な疑問。
死んだら、他の事色々知れないし。


いえいえオソロシくないです。ふつーです。わたしも時々思います。でもまぁそれは、そのときになれば自然にわかるから、焦っていま死なずともよい、みたいな感じです。どうせ死ぬのだし、いま死ななくていい。


「死んだら終わり」についてもうちょっと書きます。まずそのまえに「終わりじゃない」場合。死んだら来世があるとか精神的な何かになってどっかにいったりする、という考え。こりゃ、人間としては死んでるけど実質的には死んでないも同然なわけです。そして、人間として死んだ後はどうなるのか?は、人間である今は、どうやっても知ることはできません。考えるだけ無駄。けれど考えちゃうもんですよねー、そりゃ仕方ない。

でもあれだ。天国とか地獄とか信じてる人は、想定問答を考えておくべきですね。「アフリカで3秒に1人の子供が死んでいると知ったあと、あなたは何をしていたのか?」って、たぶん聞かれます。


で、ほんとに「死んだら終わり」の場合。これは、多くの人がひどく勘違いをしています。「私が死んでも世界は続くし、みんなは今まで通り暮らしていくんだ」とかね。なんか元の世界の上空に浮いて見てる感じ。でもこれ、超まちがいですから。死んだらね、あなたは、黒い、小さな、箱に入るんです。その箱は確かに元の世界の上空に浮いてるんだけど、外の様子はまるであなたには見えないし、音もぜんぜん聞こえない。中はほんのわずかな光も届かず完璧に真っ暗で、どれだけ耳を澄ませても何の音もなくシンとしてて、あなたは外部とはまったく完全に切り離されているんです。

でね、実は、そんな箱すらもないということです。それが「死んだら終わり」ということです。これでちょっとはわかるかなぁ?


「死んだら終わり」というのは、「夢のない眠りが永遠に続く」というのに等しいです。でもみんな、眠るのは怖がらないんですよね〜。また起きられるのか?とか、いちいち考えもせずに眠る。眠りに入る瞬間が知覚できないのと同様(なぜなら、もう寝てるから)、死の瞬間も知覚できやしない(死んでるから)ので、あんまり怖がらなくてもいんじゃない?とは思います。眠ってる間に死ぬのが、やっぱりけっこういいのかもしれないですね。