すべての夢のたび。

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風よりも速く走れ

ドカ〜ンと大きなプロペラを回して砂地を駆け抜けていくレーシングカート「DWFTTW」は、風力発電で走るエコカー研究プロジェクトの成果なのですが、その仕組みがジーニアスな感じです。だって、最高で風速の2.8倍ものスピードが出ちゃうんですからね。風の力だけで走るのに、風より速く走れちゃうんですよ...


最初記事を読んだとき、プロペラを風で回して得た電力でモーターを回して走るのか、と考えました。でもそれだと風速の2.8倍とか無理じゃね? だって風速と同じになった時点でプロペラ止まるっしょ、と思った。

しかし動画を見ると、確かに風より速く走っているようです。伴走する車の上に取り付けられた風向計が、最初は後方からの風だったのに、途中より前方からの風になったことを示しています。こりゃすげー、いったいどういうことっすか? 自分で走って得た風で発電して走り続けていられるってこと? それって永久機関ができそうじゃね……?

と思ったのですけど、よく見ると、カートに付いてるプロペラの回転の向きは、最初から最後まで同じでした。かつ、羽のねじれから考えると、これが後方からの風で回っているのなら逆向きの回転になるはずです。

ということで、これは風を受けてリアルタイムに発電して走ってるんじゃなくて、風力発電で充電済みのバッテリでプロペラ回して走ってるのね、という解釈になりました。まーそれなら別におかしなとこはない、うん。と、ひとり勘違いしてひとり納得して終了。