『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編/叛逆の物語』は今日までで通算14回観ました。30回観たーなんて声も聞こえてくるのでぼくなんてまだまだだと思うのですが。
さて、それでもそろそろいろんなシーンがすぐに映像として思い起こされる程度にはなっているのですが、ふと気付きました。やけに、画面上、「右→左」への動きが多いなって。ふだんアニメ見ててそんなこと気にしないんですけど、今回回数多く観たので目に付いたのかなぁ。
思いつくまま挙げてみます。
- ナイトメア戦1 ナイトメアを追うさやか
- 杏子は逆向きだけど先にこっち
- OP 春夏秋冬カットでまどかたちの歩く方向
- OP ほむらに差し伸べられるまどかの手
- 登校する3人
- 逆からのカットもあるが基本的に右→左
- 電話する仁美の背後を飛ぶ飛行船ぽいもの
- ナイトメア戦2 電車
- ナイトメア戦2 変身前の5人、変身後の5人の整列する向き
- ナイトメア戦2 杏さやのコンビ攻撃
- ナイトメア戦2後 マミの家に向かう5人
- ほむらが杏子に相談するシーンの前、風船の流れる向き
- ほか、このシーン、カメラの向き(ほむらを撮る、杏子を撮る、2人をサイドから撮る)に関わらず、常に背景が左→右に流れてます。つまり2人は右→左に移動してる?
- 風見野行きバス
- 日本の交通ルール(車は左)からしてそうなる?
- メガネ投げ捨て歩くほむら
- 階段降りるほむら
- 対マミ戦後のほむらの乗る船
- まどかに告白しつつ走りひざまずくほむら
- 燃えるバス
- ソウルジェムを撃つほむら
- 最終戦 杏さや
- 最終戦 マミの戦車
- 最終戦 シルエットほむらに差し伸べられる巨大まどかの手
- 空を見上げる杏子とマミ
- 降りてくる神まどかと象
- よからぬことを企てるほむらに差し伸べられる神まどかの手
- 川に落ちたリンゴ
- 登校するなぎさほか小中学生
- ほむらにぶつけられるトマト
- 転校生まどかを校内案内するほむら
ざっとこんな。まだありますかね? 逆に、左→右のシーンとしては、まどかがほむらを船で押し倒した後で2人で歩いてるところとか。あとは、ベベを拉致ったほむらが街中を飛び抜けるシーン? ほか、パッとは思いつかないです。
こうしてみると、叛逆の物語に強力な右→左の流れがあるのは確実だと思います。特に、出てくる乗り物系がみんな右→左だし、バトルの攻め方向も右→左だし、3回あるまどかがほむらに手を差し伸べるシーンも常に右→左になってます。
これほどまでに右→左になってる理由としては、まぁ日本語が基本縦書で、日本の漫画がその方向で読み進めるようになってることと関係してるんじゃないかなーと推測してます。まどマギの制作陣がこれを意図してやってるのかどうかは知りませんが。
でも確かに、たぶん、左→右に流れるとなんとなく生理的に落ち着かないんじゃないかって感じがあります。逆に、どうなんでしょうね、アメコミとかバンドデシネとか、左→右に読み進める文化の人たちが、これから海外公開される叛逆観て、あーなんか気持ち悪いわーとか感じたりするのかどうか。