すべての夢のたび。

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記録されるぼくら


iPhoneに記録されていた「上った階数」のデータが、強姦殺人事件の証拠として採用された、とのこと。


iPhone単体だと「ウォーキング+ランニングの距離」「上った階数」「歩数」のデータが常に記録されています。Apple Watchは心拍数を始めもう少し細かいデータを常に記録しています。常に、です。毎日ずっと時刻データと共に記録されている。ある時間帯に長距離を移動しているとか、やけに心拍数が高いとか、そういうのがiPhoneの「ヘルスケア」アプリを見るとログが残っててわかります。自分のを見ても確かに、これは朝に駅の階段を上ってるやつですよね、とかこれ会社の階段だな、とかわかる。

でも見たことない人、知らない人が多そうだ。記録されてますよ、自動的に。これ確かデフォルトでオンになってる機能だもんな。たぶんどっかでぼくらは注意書きを読み飛ばして、記録されることに同意してしまってるんです。


それで今回の犯人は……

捜査当局が注目したのは、この中で「上った階数」のデータ。被告人は被害者の身体を堤防の階段を上ってから川に捨てたと推測されていますが、これが上記のデータと一致。当局は実際に被告人と同じ身長の調査官を現場に送り、同様の動きを行わせた上で、裏付けが取れたと主張しています。


という具合で、iPhoneを持っていたためにその時間に何をやっていたかバレてしまいましたというわけです。あとまぁ、きっとどこの基地局を使ってたとかもキャリア側にはデータあるんでしょうね。

そんなわけで、犯罪をしそうな傾向がある人はこういうのも注意しておかないといけないのですね。そうではない人たちには、どちらかと言えばこれらは自分の身を守る機能なんじゃないかと思います。とは言え不快? まぁ町中の監視カメラも慣れちゃいましたし、こういうのもいずれ慣れるんでは。